テーマ:暮らしを楽しむ(388311)
カテゴリ:何でもない出来事
通り道にある駐車場に、どう見ても中に人が住んでいる形跡のあるクルマがある。
クルマはカローラ・クラスの中型車で、すでに動きそうな気配はない。 以前、美容室の店長が言っていたことを思い出した。 まだ駆け出しの頃、給料は本当に安かった。 部屋を借りてクルマを持つなんてのは夢のまた夢。 どちらかひとつしか選べる余裕がなかった。 で、店長は迷わずクルマを選んだのだと言う。 今のように巷にミニバン・クラスがあふれているような時代でもなく、買ったクルマはもちろん普通車。 この車内で2年間生活したそうだ。 一番辛かったのは、やはり病気をしたときだと言っていた。 毎日違うところで寝ることが出来るのは楽しかった、と言っていたが、外から丸見えのクルマじゃ落ち着けないし、職質で突然ライトに照らされて起こされることもあるだろう。 そう言えば学生時代、友達と車中泊しながら旅行したことを思い出した。 夏休みの最後に2人でバイトの休みをもらい、数千円の有り金持って九州を南下した。 宮崎の掘切峠で、海に浮かぶ満月がそりゃあキレイで、そこにあった公衆電話からいろんな人に電話をかけた。 いまだにアレよりキレイなものは見たことがない。 子供たちがもうちょっと大きくなったら、そんな行き当たりばったりな旅もいいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 31, 2007 09:34:24 PM
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