超バカの壁(著)養老 孟司を読みました。
1 若者の問題
2 自分の問題
3 テロの問題
4 男女の問題
5 子供の問題
6 戦争責任の問題
7 靖国の問題
8 金の問題
9 心の問題
10 人間関係の問題
11 システムの問題
12 本気の問題
これらの問題について養老先生の意見を述べるという内容でした。一つ一つの問題について養老先生の歯切れの良い論調で、読者に助言を与えてくれています。著者の作品の中では一番感動しました。特に印象に残ったのは、現代人は都市化とともにダメになってきている、という考え方です。子供のためにも自然溢れるところへ引っ越したほうがいいんだなぁ、と思わざるを得ませんでした。
結びの部分で、’言いたいことはこれで全て言った’的なことが書かれていましたが、著者は幸せだなぁと思ったのと同時に、確か大久保利通だったと思ったけど「あー面白かった」と最期の瞬間に言えるような養老先生の生き方が羨ましく感じられました。
my満足度 97%