「ゴンダールのやさしい光」
ちかごろ、良い絵本にたくさんめぐりあいます。この本は、今朝の教会学校で読みました。「飢餓について知る」月間をどのようにしめくくろうか・・悩んでいる中で出会えた本です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・舞台は20年前。旱魃の只中で苦しんでいたエチオピアのゴンダール。一ヶ月も食糧難に苦しんでいた人々に食料を届けるボランティアの「ぼく」は、そこに生きるおじさんから本当の愛を見せられるのです。山を越えて来たのに食料をもらえなかった他の村の二人の少女をおじさんは手厚くもてなし、大切な食料をわけてあげたのです。しかも、当たり前のように、とっても自然に・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自分が苦しい中で、なお、ほかの人を思いやれるか。自分の家族を守るのに必死なときに、他の人々まで受け入れる心の場があるか。究極的に愛を問われる場面で、私ならどうするだろう・・と考え込んでしまいました。世界には苦しんでいる人たちがいることを知って欲しい、そう願ってはじめたこの月間のラストは「わたしはキリストに愛された喜びを、今誰かとわかちあっていますか?」と、私たちの、「今ここで」の生き方を問うものとなりました。こんなことばを思い出しています。Think Globally,Act Locally.Think Locally,Act Globally.