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カテゴリ:つれづれの間に
「安倍総理、遂に米国に屈したのか?」 3月14日の国会答弁で日ごろ能弁な安倍晋三首相が、珍しく下を向いたまま お役人が書いた原稿を棒読みしていた。彼は慰安婦募集の強制連行を認めた 河野談話を安倍政権では見直さないと答えたが、顔に無念の想いが浮かんで いた。オバマ米大統領は来月にアジア各国を歴訪するが、その前に泥沼化して いる日韓関係を修復しようとし米国は余計な世話を焼いた。それは日米韓首脳 会談を実現させるため、韓国の機嫌を損ねぬよう、河野談話を見直さないでくれ と陰に陽に日本側に圧力をかけてきたのだ。 国防費を大幅に削減する米国は、米軍をアジア太平洋に重点的に配備する、 と公言している。とはいえ実態は、米国防次官補自ら「もう実行できない」と口を すべらしたほど、カネに困っている。 米国にしてみれば、軍事的膨張を続ける中国を牽制するために、日韓が一致 結束して米軍の肩代わりをしてほしいのだろうが、ムシが良すぎる考えである。 日韓関係がここまでこじれたのは、2年前に、当時の李明博大統領が竹島に 上陸し、天皇陛下に謝罪を要求してからという事実を米国は忘れたと言うのか。 慰安婦問題も韓国側のプロパガンダによって、娼婦である慰安婦を「性奴隷」 と捏造し、その嘘を米国まで広め。あげくに韓国につけいる隙を与えた河野談話 は、裏付け調査もないまま韓国に口車を合わせたものだと、当時の官房副長官 の石原氏は国会で証言している。 証拠があやふやなら再検証し事実を見直し、河野談話が間違いならば撤回す るのが当たりまえであるのに、米史上最も考えの甘い大統領と、韓国大統領の 頑固な小母さんのご機嫌をとって、日本政府は談話を継承すると国会で述べる とは何たる事か。そうまでしてわざわざ首脳会談をする必要があるのか。 朝鮮半島が有事になって最も困るのは、日本ではなく韓国と米国なのだ。 日本の国際政治アナリストの、伊藤貫さんは米国の現状を次のように語って いる。米国は既に世界を支配する力を失くしている、オバマ大統領は国防予算 を5000億ドルに停滞させると述べている。 伊藤氏によると米国兵士の人件費は4%、武器費用は8%、毎年アップするそう だ。これは国防予算の3割位、毎年、兵力が減る計算になると言う。 こうした事から米国を見ると、北東アジアでの日本を巡って韓国、中国との 軋轢は見逃せない危険な風潮なのだ。 もし日本が中国と尖閣諸島で戦火を交えても、米国の介入はないと言う。 然も米国は日本を手放す事をしないだろうと伊藤氏は言う。更に親日派、 知日派と言われる、アミティージ、ジョセフ・ナイン、ケビン・メーア等は決して 米軍を日本から撤退させる事はないとも言う。その理由は日本のような居心地 の良い国はなく、米軍を駐留させるのに技術面、金銭面で信頼の於ける国は他 にはないと言う。 それに米国は中国に対し日本をコントロールしている事を政治カードとして使う ことが可能だからだ。 日本の軍事力増強を米国が押さえ込んでいると、中国に言い聞かせている のだ。こうした事は当然、安倍総理はご存じと思うが、何故、今回は韓国との 会談に賛成し河野談話の見直しに言及し、検証はするけど談話の継承はする と回答したのであろうか? 安倍総理は常々、言っておられましたね。首脳会談に条件を付けるなら、 遣らない方が良い、中国の習近平主席に対しても言われましたよね。 何故、今回はそうしなかったのです。歴史問題を外交問題や政治問題には しないと、併し、河野洋平は元気に生きております。 これは歴史問題として片づける問題ですか? 最近の韓国の反日で日本国民の嫌韓感情はますます増加し、河野談話の 見直し賛成派は66.3%にもなっている。 こうした国民の感情を安倍総理は米国に強く主張出来ないのか。米国はかっ ての強い米国ではないのだ。米国の慰安婦像の撤去、東海の表記の禁止。 今まで日本は米国に余りにも弱い立場でものを言ってきたが、この辺りで 言うべき事を述べても良いと思うが如何か。 日本は敗戦し米国の押し付け憲法の許で平和に生活してきたが、村山談話 を継承するならば、なにも米国に気兼ねをする必要はない筈である。 安倍総理の河野談話の継続発言の翌日に、朴槿恵大統領は肯定的な評価を 出した。朴大統領は今月15日、閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官を通じて 「今からでも村山談話と河野談話を継承するという立場を発表したことは幸いと 考える」と安倍総理の決断を評価した。まさに舐められたものだ。 こうまで卑屈に成って日韓米同盟が必要なのか? 今にまた戦後徴用の賠償問題の裁判結果が明らかになるであろうが、また その問題で揉めることは明白である。 「韓国、日米韓首脳会談は「日本の誠意」が条件」 この文章はブログを書き終えたpm14:30にニュースとして流されて文章です。 日本と朝鮮の間には戦後賠償問題は一切解決済みです。 これ以上、どんな誠意を示せと言うのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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