「銀の風」
孤独の中で生きてきた
誰よりも 強く
なにものも 怖れず
こころを 明かすことなく
憎しみが あなたを動かしてきたのか
哀しみと共に ただ前へと
失った痛みだけ
強くなれる
怒りを忘れることなく
抗い続ける
たったひとりで
こころの叫びを封じ込めて
本当は何を求めて?
本当は誰をさがして?
哀しみを分かち合うものなどいらない
傷は癒えなくてもいい
願わくば痛みを いつも このからだとこころに
本当は誰よりも ひとの想いがわかるのに
誰よりも 助けを求めているのに
あなただからこそきっと 誰かを助けられるのに
それでも
今は 変わらぬあなたのままでいい
あなたの風はきっと いつか誰かに届くから
あなたはあなたのままで
それでいいって
きっと誰かが わかるから
きっとね。
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最終更新日
2007年03月08日 11時41分50秒
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