東アジアカップはどんなメンツでしょうかね・・・・自分の勝手なスタメン
前田
東 柏木
憲剛
高橋 山口
徳永 駒野
栗原 森脇
権田
FWとMFはいるのだが、CDFがいないね・・・・中沢、岩政、を呼ぶのかな・・・
再開したJ1で次期代表候補が躍動。ザックジャパン下剋上が始まった
webスポルティーバ 7月9日(火)12時11分配信
ワールドカップアジア最終予選とコンフェデレーションズカップのため中断されていたJ1リーグが、7月6日に再開した。
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中断期間を経て各クラブがどのような変化を遂げたのか--。チームの陣容、戦術浸透度など、戦い方への興味が尽きない一方で、今、大きな関心事となっているのが「Jリーグから日本代表に新たに選ばれるのは誰か」という点だ。
その背景には、日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督の次のような発言がある。
「ワールドカップ予選とコンフェデで現代表はひと区切り。本大会まであと1年。ここからは、いよいよ最終章に入る。この先は、選手のコンディションを見極めながらやっていかなければならない。コンフェデはこれまでのグループ、主役を演じてきたメンバーで構成するが、コンフェデが終われば、全員がスタート地点に戻り、そこから競争が始まる。当然、Jリーグにもいい若手が育っているので、いい競争になると思う」
さらに、7月21日に韓国で開幕する東アジアカップに「欧州組」を招集するのが難しいという点も、「国内組」の注目度を高める要因になっている。
東アジアカップはFIFAが規定する国際Aマッチデーに開催されるわけではないため、欧州組を拘束する権利がない。そこで日本サッカー協会は、J1でプレイする選手を中心に代表チームを編成する方針を打ち出した。
つまり、これまでメンバーがほぼ固定されてきたザックジャパンの門戸が今、大きく開かれようとしているのだ。
FW前田遼一やMF中村憲剛、DF栗原勇蔵、GK西川周作といったすでに代表入りしているJリーグの選手に加え、フレッシュな顔ぶれが数多く呼ばれることが予想されるなか、「いい若手が育っている」という指揮官の言葉もあって、注目を集めているのは、「ロンドン五輪世代」と言われる現在24歳以下の選手たちだ。
その先陣を切るように、5月30日のブルガリア戦と6月4日のオーストラリア戦に招集されたのが、FC東京のMF東慶悟と柏レイソルのFW工藤壮人だった。
東は、トップ下から飛び出してフィニッシュを狙い、前線からのプレスも厭(いと)わず、周囲とのコンビネーションで輝くこともできる。彼が選出されたという点に、指揮官の求める攻撃的MF像のヒントがありそうだ。
前線で体を張れる力強さとサイドハーフもこなす器用さを併せ持つ工藤は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で5得点をマーク。国際舞台での実績という点でも心強い。6日のアルビレックス新潟戦でもゴールを奪い、再選出へのアピールに余念がない。
また、メディアが行なう「日本代表に選ばれてほしい選手アンケート」で1位に輝くことが多いのが、セレッソ大阪のFW柿谷曜一朗だ。トラップからシュートに持ち込む一連の流れは嘆息してしまうほどスムーズで鮮やか。随所で垣間見せるセンスと正確なフィニッシュには「一度、代表で見たい」と思わせるだけの魅力がある。
6日、等々力陸上競技場で行なわれた川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ戦(4-2で川崎が勝利)にも、注目の若手がいた。鹿島のMF柴崎岳とFW大迫勇也だ。
常に先行を許す苦しい展開のなか、柴崎はDFとFWをリンクさせようとバランスを取りながら、ときにゴール前まで顔を出し、危険な選手であり続けようとした。右サイドに顔を出すことが多かった点にも、戦術上、守備的なタイプをサイドバックに起用した右サイドを、なんとか機能させようとする狙いを感じさせた。
試合後、柴崎は「相手は最初からカウンターを狙っていたから、もっと早い時点で対処すべきだった。前から行くだけでなく、時に引いたり、遅らせたりして対処すれば、違っていたと思う」と、術中にハマったことを悔やんでいたが、このコメントからも戦術理解度の高さがうかがえる。
一方、大迫はチーム最多となる5本のシュートを放ち、38分にはジュニーニョのクロスに合わせて今季7ゴール目をマーク。くさびのパスをワンタッチでさばくポストワークはこの日も冴えており、代表のワントップを務める力があることを証明した。
もっとも、アピールに努めているのは、若手ばかりではない。
この日、等々力陸上競技場で「オレにも代表の資格がある」と言わんばかりの活躍で最も輝いたのは、先月9日に31歳になったばかりの、川崎のFW大久保嘉人だった。
7分には裏に抜け出し、絶妙なヒールパスでレナトのゴールをアシストすると、36分にはゴール前で巧みにマークを外し、風間宏矢のクロスにワンタッチで合わせてゴール。51分にもマークを振り切ってゴール前に進入すると、レナトのパスを流し込んだ。
大久保が1試合2ゴールを決めるのは、今季3度目。これで10ゴールとして得点ランクのトップに立つと、J1通算ゴール数も99まで伸ばし、大台に王手をかけた。
試合後、日本代表入りの可能性について訊かれると、「(代表メンバー発表まで)まだ時間があるから、それまでにできる限り点を取らんとね。みなさんも書いておいて下さい。まあ、ザックは見ないと思うけど、原さん(技術委員長)は見るでしょ(笑)」と、冗談を交えながら、昨年2月以来の代表復帰を熱望した。
果てしない可能性を秘める若者たちと、まだまだ成長を止めないベテランたちの競演がJ1を面白くしている。
果たしてザッケローニ監督は、どのような陣容で東アジアカップに臨むだろうか。
飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi