|
テーマ:住宅コラム(1809)
カテゴリ:建築の話
最近、ボーイスカウトの話やら、サックスの話ばかりしていたので、少しはタメになるお話しをします。
あなたは、家を建てるときに資金はどうしますか? え?キャッシュポン!ですか?それは景気が良いですね~。うらやましい。 私のような一般人は、もちろんローンを組むわけです。 今日から、何回かに渡って住宅ローンの基礎知識みたいな話をしていきたいと思います。 まず、住宅ローンと一口に言ってもいろいろ有りますね。 民間金融機関が独立行政法人住宅金融支援機構のバックアップを受け実施ししている「フラット35」。これは住宅金融公庫の廃止に伴って出来たものです。 「財形持ち家融資」は、1年以上財形貯蓄をおこない、貯蓄残高が50万円以上の人が受けられます。 「自治体の住宅融資」全国の自治体が、住民のタメに独自にもうけている住宅取得のための融資制度。 「都市銀行・地方銀行・信用金庫・労働金庫など」公的融資より貸し出しの対象となる住宅の制限がゆるいのが一般的で、いろいろなキャンペーンなどをやっているので、お得な金利で住宅ローンを提供したりしています。 「ノンバンク」住宅ローンを専門に扱っている会社もあります。銀行などよりも金利が高いのが一般的ですが、フラット35を扱っているノンバンクもあり、銀行に負けない低金利のローンを提供しているところもあります。 「社内融資」勤務先が独自にもうけている住宅融資制度。 これらのローンの中から自分に合うものを使うのですが、その前に! ローンは、できるだけ早い段階からの資金計画を立てることが大切なんです。 資金計画は、借り入れる金融機関や、金利のことだけではなく、建物の大きさやグレードによっても、額が変わってきますし、頭金の額でも変わってきますので、総合的に計画をたてましょう。 参考にどんなことに対して検討しておくべきか、書き出しておきますので、じっくり話し合ってください。 1.取得の時期 予定通りに進むのか、また希望して時期がずれそうな問題がおこりうるか検討。 2.土地の取得状況 親の土地などに建てる可能性や、これから土地を取得する等の検討。 3.希望の建て方・間取り 部屋数、面積、広さなどを検討。将来の間取りを変更する事も視野に入れて。 4.住宅の希望価格 希望の価格と無理なく取得できそうな価格を両方検討する。 5.自己資金の準備状況 どれだけの自己資金が準備できるのかをキチンと把握する。手元の貯蓄が底をつかないように注意する。 6.資金援助の予定 両親などからの資金援助予定の有無と、援助が可能なら誰からいくら援助してもらうか。 7.諸費用 およそ建物の価格の1割を目安に準備する 8.家族の収入状況 夫婦の年収・同居家族の年収も把握しておく。 9.現在の住まいの状況。 持ち家の場合は売却して資金にするのか検討。 10.住宅以外の借り入れ状況。 車のローンや、教育ローン、カードローンなどの利用状況を把握。 これらを書き出して検討しておくと、建設会社などに行って相談しても、スムーズに話が進みます。 明日は、融資の流れについて書いてみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[建築の話] カテゴリの最新記事
|