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技しげのひとりごと

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2008.09.09
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テーマ:住宅コラム(1806)
カテゴリ:建築の話

3日連続で、ひとりのお客様からご質問がありました。

家を建てるに当たっては、分からないことはどしどし聞いた方が良いですよ。と、言っておいたので、遠慮無しにドンドン聞いてこられました。

疑問解決の手助けになれれば、建築屋冥利につきるってもんです。

 

今回のご質問は、断熱材の性能についてでした。

私どもで取り扱っているスチールハウスという建物は、ダ○ワハウスでも有名な外張り断熱です。

その断熱材は、なにを使っているのか、その性能はどうなのか?というご質問です。

------解答はここから------

I様がご質問されているのは熱伝導率の事をおっしゃっているのだと思いま
すので、そちらの解答をさせていただきます。

※上ほど熱伝導率が低い

0.020 高性能フェノールフォーム(ネ○マフォーム)

0.024 硬質ウレタンフォーム1種

0.028 押出法ポリスチレンフォーム3種(ス○イロフォーム3種)

0.030 フェノールフォーム1種

0.034 押出法ポリスチレンフォーム2種、フェノールフォーム2種

0.036 グラスウール32K 、高性能グラスウール24K 、ロックウールボード

0.038 グラスウール24K 、ロックウール

0.045 グラスウール16K

0.050 グラスウール10K

この他にもビーズ法ポリスチレンフォームというのも有ります。

どの断熱材も熱伝導率の低いものを各メーカーで開発しているので、性能の善し悪しを一言でいうのは、大変難しいところです。

私たちが考える断熱材の性能ですが、どの断熱材も一長一短があり、熱伝導・透湿抵抗・不燃性・価格・施工性などの複合的な要素で判断しています。ですから、どれを持って性能が良いと判断されるかは、大変難しいことと思います。


価格が比較的安いグラスウールは、密度と厚さで熱伝導性、防湿シートで透湿抵抗をカバーしますので、それらを考慮した設計をすれば、他の断熱材と遜色ない性能を発揮することが出来ます。ですから木造住宅などは安価なグラスウール系の断熱材を採用している場合が多いのです。


コストパフォーマンスで言えばグラスウールが一番といえるかもしれません。

さて、スチール系建物の断熱材ですが、スチールは熱伝導が非常に良いことは、ご存じだと思います。グラスウールなどのような柱の間に断熱材を入れる方法(充填断熱といいます)ですと、柱や間柱(まばしら)が外気と接触し、熱橋となり結露等の事故が発生します。


そこで外部をぐるりと包む外張り断熱を採用することになります。

 

外張り断熱は、断熱材が直接外気と接しているので、屋外の湿度などの影響を受けない断熱材を採用する事となります。


ハウスメーカーによっては、外断熱にロックウールを採用しているところもございますが、濡れると性能が全く出ないのであまり良いとは思いません。

 

一般的に外断熱を樹脂系断熱材が採用されるのはこのためです。

 

さて上記の表から高性能フェノールフォーム(以下ネ○マフォーム)を採用すれ
ば、高い性能を発揮するので良いと思われるかも知れませんが、ネ○マフォームは、水分に接触すると酸化します。それを防ぐためのアルミフィルムを表面に貼ってあるため、非常に高価です。


押出法ポリスチレンフォーム3種のおよそ3倍の価格となります。

関東地方は、4地域ですので、断熱材をオーバースペックにする必要はないと考えます。もちろん、次世代省エネ基準だけはクリアしたいとお考えでしたら、そ
のような設計は出来ますので、予算を考えながら決定していったら良いと思います。


ちなみにNSF工法の標準的な断熱材厚さは、壁25mm 屋根40mmの押出法ポリスチレンフォーム3種です。

 

------ここまで------






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Last updated  2008.09.09 18:07:00
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