今日は、横浜で木登りしてきました。
え?仕事してないのか?いえいえ。仕事で木登りしてきたんです。
なんの仕事をしてるんだ?と思うかもしれませんねぇ。(笑)
まだ、着工前のお客様の敷地に柿の木があるのですが、その柿の木が敷地を大きくはみ出して、道路の上に覆い被さっていました。
まだ、明るんでいないので、落ちてきてはいないのですが、あと1週間もすれば、次々に落ちて、道路を汚してしまいます。
そこで、「切っても良いですから、処分してもらえませんか?」とお願いされました。
いつもなら、誰かにお願いするのですが、予算もないし、柿も食べたいし、自分でやることにしました。(ちょっとあさましいかな?)
同僚二人で、「柿狩りに行ってきま~す。」と会社に告げ、軽トラに高枝切りバサミや、剪定バサミ、ノコギリなどを乗せ、いざ出陣。
普段、デスクワークなので、こうやって外出するのは、とても良い気分転換になります。
現場に着くと、思った以上に高い枝っぷりと、沢山柿がなっているのに、ちょっと腰が引けましたが、来た以上は、終わらせないといけません。
最初は高枝切りバサミで、実をとっていたのですが、このままでいったら、夕方になっても終わりそうにありません。
「よっしゃ!俺が登って切る!」と、ノコギリ片手に、ねじり鉢巻き(気分は・・・)で登っていきました。
生い茂っているので、登るにも枝が邪魔をして、思うようにいきません。
切り開きながらの木登りに、アイゼンを片手に崖を登ってるような気分で、鼻歌まじりに登頂していきます。
枝の間隔が広いところは、目一杯開脚をして枝に足をかけます。
「おお~意外と上がる!やっぱりコアリズム効果かな?」なんて独り言。(笑)
バンバン切っていると、下に落ちた柿がコロコロと坂道を転がっていきます。
転がった柿を、下から上がってくる小学生が、持ってきました。
丁度、小学校の下校時間のようです。
「柿もっていく?」と声をかけると、「えぇ~おじさん、これ食えんの?」
「うんうん。食べられるよ。食べてみ?」と、渋柿か、どうか味見をさせました。ニヤリ
小学生は「お~!おじさん、甘いよ~。もらってもいいの?」
「もってきな~。」と大判振る舞い。
そのうちどんどん小学生が集まってきて、人だかりになってしまいました。
子供を迎えにきていたママさんたちも、一緒になって落ちた枝から柿をもぎ始めました。
「赤いのから取っていきなよ。」「は~い」と、よろこんで持って行きました。
ほとんど枝を払ったあとに、遠くを見ると、高台の敷地なので、遠くまでよく見えます。「絶景だ~!」
作業が終了して、下へ降ります。
木登りは、登るより降りる方が難しいのです。(技しげ談)
一歩一歩確かめながら、降りていきます。
先ほど、目一杯開脚したところが、一番のキーポイント。
足を引っかけるところが有りませんが、足裏を幹に吸い付けるイメージで、降りようとした瞬間。
ツルッ!
スローモーションのように落下していきます。
背中からドサッと落ちました。
幸い、払った枝がクッション代わりになってくれたので、痛くもかゆくも有りませんでしたが、格好悪い~~!と、周りをキョロキョロ。
幸いさきほどの小学生は、全員いなくなっていました。良かった良かった!
みなさんも木登りするときは、気をつけましょうね。
(良い大人が、誰もしないか?w)
帰りに軽トラで走っていると、先ほどの小学生が、柿をかじりながら歩いています。
「ちゃんと家で食べな~!」と声をかけると、「えへへ~!」と笑ってまたかじっていました。
よほど美味しかったのかもしれません。