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テーマ:海外生活(7775)
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Suhの旦那の副業は一貫してオペラ歌手。
(ソロではなくコーラスの一員だが…) 冬は市立劇場で。 市立劇場内部。 夏はおなじみの野外劇場で。 ついでに、クリスマスやイースターには バイオリンを弾いてお小遣い稼ぎもする。 本業は、税金の計算とかする仕事だったが、 こちらは、正直、あまり向いていないと思った。 だから、勤めていた会計事務所を辞める時 Suhは聞いた。 ねぇ、将来を考えると、今のうちに新しい職業資格を 取っておいた方がいいんじゃないの? 旦那は、ポツリと「介護士」を考えていると答えた。 税金の資格なら、胸を張れるものがあるが 介護士の職業資格はまだ持っていない。 ドイツは資格社会である。 最終的には日系企業に勤めることになったが、 Suhも以前失業していた時にドイツの職業資格を 取ったことがある。 (当時のブログはこちら。) 資格を持っていない旦那、やはり、 苦戦した。 ところが、事態は急変。 旦那を雇ってくれるところが見つかった! 特別老人ホーム 夜、オペラの練習や舞台に立てるように…と 旦那はずっと朝6時からの早番を希望。 どこまでも副業優先… 今までのオフィスワークとは違い、肉体労働になる。 いつまで続くか心配したが、休みの日も 人手が足りないとわかると出勤する熱心さである。 *** ある日、汚れたズボンを持ち帰ったので聞いたら ある老人が旦那のひざの上で粗相をしてしまったらしい。 「ここが勤まったら、どんなところでも働ける」と旦那。 Suhなら、1日ももたないかも…。 どうも耳の遠い人やボケている人ばかりらしいが、 そんな人は特別老人ホームに限らず、 世間でもごまんといるから同じだと言う。 なんだかわからないけれど、毎日熱心に仕事に通う旦那。 帰ってくると肉体的にはくたくたらしいが、 なんだか、充実しているようだ。 *** 今日、帰宅するなり、シャワーを浴びてお金を 握って出掛けていった旦那。 なんでも、旦那のボウボウに伸びた髪を見て 元理髪師のご老人が旦那に、明日もそのままだったら 自分が切ってあげよう…と 申し出をしてくれたそうだ。 今まで口をすっぱくして何度言っても、 そう簡単には散髪に行かなかった旦那だったが ご老人に切られるくらいなら、自分でお金を出して 切りに行ったほうがいいと判断したようだ。 おぉ、なんて有難い! このご老人には6週間おきにリマインダーして お願いしたいくらいだ。 なんだかよくわからないけれど、毎日張り切って 介護の仕事に通う旦那が誇らしい。 *** 年を取ったら、Suhのことも介護してくれる?と 聞いたら、うなずいてくれた。 シャワーも浴びさせてくれるそうだ。 あぁ、これで安心して年が取れる… Suhは幸せ者である。 洗濯したばかりの、旦那の仕事用の Tシャツとズボン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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