Guiter!
中学を卒業した春にアルバイト。時給は125円だったかな・・・昔のこととは言え、安すぎる。ガキだったおらは、それでも文句も言わずに頑張った。「風太君、もう1時間やってかない、コーラあげるから」いくらなんでもコーラ1本で少年を使わないよなあ・・・でも単純な風太君は「はい!」と安請け合い。そんなこんなで、それでも1万2千円くらいになった。そのお金で、モーリスのFolk Guiterを買った。それまでは兄のおさがりギターだったんだ。嬉しかったなあ・・・毎日弾いて毎日磨いてた。弦もこまめに替えてたし。コードを覚えストロークを練習しアルペジオができるようになってスケールが弾けるようになって音楽が世界を変える!って信じてた。(今だってアダルトな判断でそれはある、って思ってる)モーリス持ってもスーパースターにはなれなかったけどギターは親友で恋人だった。物を大切にしていた。今のアコギは5代目。タカミネのそれなりにいいやつ。でも、あのころのように大事にしてあげてない。今夜はそっとこいつを引き寄せ優しくつま弾こう。そうだな、今夜はバンドの曲じゃなく拓郎の「流星」か加川良の「下宿屋」かディランセカンドの「サーカスにはピエロが」か陽水の「帰れない二人」か高田渡の「生活の柄」か斉藤哲夫の「吉祥寺」か浜田省吾の「もうひとつの土曜日」か遠藤賢二の「ミルクティ」か・・・ちょっと浸みる古いフォークをやってみよう。あっ、1弦 切れてるじゃん!反省。