|
<
私の通う武術の道場は、田園風景のひろがる山あいの静かなお寺です。毎週一回の稽古ですが、気持ちのよい汗を流させていただいております。豊かな自然、広々とした田畑、美しい山川、澄んだ空気・・・そんな中で稽古をしていると身も心も癒され、ストレスも洗い流されていくような思いがします。日々の生活に追われ、辛いこと、いやなことなどが積み重なって疲れ果てても、またあのお寺で、あの澄みきった空気の中で稽古するんだと思うと、また活力がよみがえってきます。お寺の名前は、西忍寺。300年続く浄土真宗のお寺です。私の師匠は、そこのご住職です。全日本中国拳法連盟の佐藤金兵衛会長から10年にわたって武術を学び、その全てを伝授されました。外柔内剛という言葉どおりのお人柄で、いつも穏やかな春風が吹いているような、そんな感じのする師匠です。いつも私たち門下生の悩みをきいていただき、様々な相談にものっていただいて、武術の師匠というよりは、人生の師匠といったほうがいいのかもしれません。もちろん、武術のほうは、我々が10年、20年稽古したぐらいでは、真似できないような技術を持っておられます。そのお人柄のように、技をかけられるとうららかな春風に身体を包まれたような感じがして、次の瞬間には絶体絶命の状態にさせられてしまう。私は30年あまり学び、様々な技を習得し、そこそこは使えるようになったと自負しておりますが、それでも、師匠のあの、うららかな春風を吹かせることができずにいます。このブログは、尊敬する師匠のお寺のことを紹介したり、稽古していくうえでいろいろ学んだこと考えたことなどを書いていくものです。
カテゴリ:エッセイ
大国は川の下流のようであれ。
下流は支流の水が集まってくるところだ。 常に集まってくるものを受け取るから、女性に似ていると思わないか? 女性は、いつも受け身でいるが、たいてい男より強い。 受け身でいるがゆえに男は勝てないのさ。 この女性の性質を使って国盗り合戦をしよう。 大国が小国を取るには、受け身を守り、追い詰めずに和睦に持ち込む。 こうすれば取れる。 小国が大国を取るには、受け身を守り、相手に従いながらその中枢に入り込み、実権を握る。 そうすれば取れる。 大国は人民を養おうとし、小国は人民に仕えようとする。 こういう心構えで受け身を守り、人民に従えば、それぞれの望みは叶うだろう。 女性の性質を使う策略は、真に役立つ。 できる女は、受け身を守り、男に従っているようにみせて意のままに操る。 ようくおぼえておくように! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
x
|