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『東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花
あるじなしとて 春なわすれそ』 天神様として有名な菅原道真が詠んだ詩です。 天神様と呼ばれ、学問・受験合格の神様として 親しまれています。 受験を控えている多くの方は、天神様に合格祈願を お願いに行かれたかと思いますし、これからの方も いらっしゃることでしょう。 菅原道真は、今は、学問の神として崇められ 信仰されていますが、神霊としての始まりは、 恨みを残して非業の死を遂げた人間の怨霊で、 その怨霊の強烈なパワーが、政治家で、優秀な学者・ 文人・であった生前の業績と結びつけられて 人々から神として崇敬されるようになったとあります。 政争に敗れ、裏切られて都から追われ、北九州の 大宰府へ左遷され、異郷の地で無念の思いを残しながら 亡くなり、その後墓所に建てられたのが、 大宰府天満宮です。 都を去る時に『東風吹かば・・・・・』と詠んだ 道真の愛した梅が、一夜にして京都から、 大宰府に飛んできたという飛び梅の話は有名です。 恐ろしい怨霊の神が、どうして学問の神として 信仰されるようになったかという理由は、 怨霊がだんだん鎮まったことにあり、 人々の受ける怖さが薄れ、道真の遺徳である 詩歌・学問・人物・業績等の面に関心が寄せられ、 慈悲の神・正直の神として信仰するようになったと いうことです。 今日私達が、親しみをもって天神様へ お願いに行きますが、神になるほどの立派な 道真としての心の中を思うと、悲劇的で、 一輪の梅の花をめでながらも、 悲しみが伝わってきます。 中学・高校・大学・等の受験生は 是非合格されますように、お祈りしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 10, 2012 07:10:18 AM
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