【届かない手紙】
もう少し、もう少しでいい物事を簡単に考える事は出来ないだろうか。大人の事情などは、捨ててしまおう。そして、ただ、ただ、愛する事だけで未来は開けるのではないかと。問題の根底を探求してみればいい。きっと、簡単なこと。すべての人や物事は連鎖し、偶然は己の生み出した必然であり、そこで得るモノ、失うモノを選択し前へと進む。すべてのモノを手に入れようなんてエゴは捨てて自分は全能でありたいと願うあまりの驕りも捨てただ、ただ、愛すことしか出来ないのではないだろうか。そう、思う今日この頃。君に、この手紙はきっと届きはしない。気付いてはくれないだろうか。少しの変化でいい。君の変化を願う人たちが傍にいる。変化を強いているのは100%君のためだなんて偽善は言わない。ただ、私に分かることは、君を取り巻く環境のためである事は確かなのだ。君を取り巻く環境が変化する事で君自身が幸福になるのではないかと。そう、願う今日この頃。見たくはない現実、大胆にも今思う事は君を超えてしまったと驕りのある自分自身。自身の変化で得たものは広い視野だったのかもしれない。「扉が開けた」「モノクロだった景色がカラーに見えた」どんな言葉が適切なのだろうか。以前の私自身と今のそれとを比較探求するのは違うのだろうけど変わっていくモノと変わらないモノ一体私は、私自身を終える時どう思うのだろう。答えは、その時を迎えなければ分からないのだろうけど。君にも、届かないだろうか。大それたことを考え、抱えるのはもうやめにしよう。そして、些細なことで喜怒哀楽をめぇいっぱいに使おう。科学は愛をも解明できるのだろうか。私は、信じたい愛に変わるものなどあるはずがない、と。ねぇ、知ってる?私はこの世に存在した瞬間からあなたを必要とし、求め心から愛している。それだけでは、足りないというのですか。もう少し、もう少しでいい物事を簡単に考える事は出来ないだろうか。見返りなど求めない愛が君のスグ傍に沢山落ちている。君は、自分自身の驕りから他人を複雑に見ているのではないか。完璧な人間など存在しない。ロボットじゃ面白くない。長所も、短所も笑顔も、魅力も、個性も、愛しさも嘘も、驕りも、醜さも、憎しみも・・・。何もかも、何もかも、認め合えたなら。全能だなんて大それた事は思わない。ただ、ただきっとすごく単純で簡単なことではないのか、と。・・・・・。パパへの届かない手紙。