テーマ:つれづれなるままに(122)
カテゴリ:つれづれぼやく
後悔。
しても、今更何にもならない。 いくら「あの時・・・」と、思ったところで、 時間は戻ってこない。 あのコはもう、動かない。 「ゴメン。ゴメンな。」 そう言って何度も顔を撫でた。 触れるたび、涙があふれた。 小さな目を開けたまま、あのコは静かに眠っていた。 いくら閉じようとしても開いたままの、 その目で何を見つめていたんだろう? 「アホ、何で皆来るまで待ってなかってん!」 そう怒ってみても、指一つ動かしてくれない。 あの時、ああしていれば・・・ せめて、私が来る時間まで頑張ってくれてれば・・・ いくつもの後悔に悔しさがこみ上げる。 「一人で寂しかったやろ?」 最後にそっと体を撫で、 寒さが苦手なあのコにタオルをかけた。 もう、苦しいことは無い。 誰よりも自由に、誰よりも元気に走り回れる。 ごめんな、あと、ありがとう。 後悔することは無駄な事だ。 後悔したところで、何もかえってこない。 時間が戻ることは無く、こぼれ落ちたモノは再び元には戻らない。 だから後悔は、 同じコトは繰り返さないと、 同じ思いを二度としてたまるかと、 そう誓う為だけに、するのだ。 最後にもう一度。 ごめん、そして、アリガトウ。 ゆっくりおやすみ・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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