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前回の日記に書いたように、侑太が去っていきました。
20日は大勢のお客様がおみえになり 侑太は両手に抱えきれないほどのプレゼント攻めにあっていました。 ここまでくると親心というか、 私が言うのもおかしいかもしれませんが 本当に皆様ありがとうございました!と侑太にかわって お礼申し上げます。 営業終了後侑太から食事のお誘いがあり やまちゃんと3人で近所のファミレスに行きました。 思えば侑太から誘われるのは初めてであり 何か話したそうにしていましたが、結局特に無く 気づけば朝になっていました。 私も気の利いた言葉をかけることなく別れたので この日記に書こうと思いました。 まぁ、彼がこれを読むことは無いと思うが。 今まで2人だけ、別れの手紙を書いてくれたスタッフがいました。 2人とも厳しく接したにも関わらず私に 感謝の言葉を感動的に書いてくれた。 何十人もの中から2人だけなので、そもそも私のやり方が 間違っているのかといつも悩むが 私は時に感情が入ることがあるものの 真剣にお客様を思い、またそれと同じかそれ以上に彼らを思い 接しているつもりだ。 夕方いつものように串屋に入ると、私のロッカーに 侑太からの手紙が入っていた。 少し緊張しつつ封を切るとびっしり4枚にわたり別れの メッセージが書かれていた。 思い出話や毎日辞めようと思っていたこと、 徐々に責任感やお店、お客様を思う心が芽生えてきたこと など、目頭が熱くなるような内容だった。 マジ、やりすぎっすよ!と思うような叱りかたも それによって確実に自分が変わっていったし本当に 良かった、と書いてくれた。 なんだかんだ言っても助川さんが好きだ、とも言ってくれた。 そして、今まで通り、誰にでも厳しい助川さんでいてください! と書いてくれた。 侑太が変わっていったのは侑太自身が頑張ったからだし それをお客様が認めてくれたからこそ あれだけ賑やかな最終日になったんだ! 本当に泣けてきた。 店をやっていて、色々悩むこともあれば苦しいこともある。 向いてないなと思うこともある。 でも目標があるからやっていける。 初めはお金だったり地位や名誉だったりしたが 今は「なりたい自分」があるからやっていける。 そして温かいお客様の存在が私を奮い立たせる。 「なりたい自分」は私の尊敬する方なのだが 性格も違えば素質も違う。正直それを追い求めることは 違うのかなぁって思うこともあるが、やはり「なりたい」。 だからあきらめない。 ただ、コピーではなく、自分の良いところはさらに伸ばし 自分のスタイルを見出すことも必要かなと思う。 私の尊敬するある経営者は 「人は、部下は、辞めるものだ。だから感情を、気持ちを 入れてはいけない。商売に感情は必要ない。」 と私に言った。 いとこのかっちゃんの父、私の叔父も経営者だが (かれはぶっとんでいるようで時々すごく良いことを言う) 「人と、部下と、接するときは気持ちを入れて接する! ただ、辞めてしまうものと初めから思い、辞めてしまっても そこに感情を入れるな!」 と私に言った。 どちらの言葉も含蓄があり私の心に響いた。 やはり今の自分には必死になって自分のスタイルを 模索しなければならないようだ。 侑太の存在が、手紙が、私に語りかける。 手紙を読んだ後、すぐに侑太にメールした。 「手紙ありがとう。しかし誤字が多い!」 照れもあったし、ケータイ電話の向こうで 侑太が苦笑いするだろうことを期待してメールした。 心から言いたかったことが言えなかった。 侑太、今まで本当にありがとう! これからもお互い頑張ろうな! さあ、心新たに今日も頑張るぞ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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