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もう最後の一冊を私は手にしている。
記念の一冊だ。 どんな内容でもここに記しておこうと思う。 □□□□年○○月××日 私は、大のお金持ちである。 私は、これまで数々の場面で運という物に恵まれ、そのおかげでお金にも恵まれた。 ×月□日 私の人生はとてつもなく上手くいっていったはずだった。 しかしそうではなくなった。 今日娘が拉致され、陵辱され、殺されたことが分かった、しかも犯人は自殺したという事だった。 ×月□□日 私は娘を亡くしてからとゆうもの。 運と妻に見放され、 酒と賭け事に溺れ、 借金だらけとなってしまった。 だから人生はどうだっていい、 もう死のう・・・ この小説を読んでる貴方 私のように金に溺れないでくれ 私は本をパタンと閉じ 右下端に戻し、どこかで読んだ絶望の話の人が関わっているような感じがした。 もうどこで読んだかさえも分からない。 だがしかし確かにあったはずだ、記憶には残ってはいないが確かにあったはずだ。 そして私は最後の階段を昇って行った・・・ <終わりへと続く間章 完> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月16日 23時16分34秒
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