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昨年3月に夫が交通事故にあいました。
原付に乗って直進しようとしていたところ、左折してきた車に巻き込まれました。 幸いなことに、鎖骨が折れた程度で済みました。(でもかなり痛かったようです。が、まだ事故前と同じ程度の生活ができているのでよかったと思わなければ) きっと事故前日お墓参りしたのがよかったのでしょう。 2回の手術で入院約3週間、会社は3ヶ月近く休みました。 その後も週1回のリハビリで、完治(というよりもうこれ以上の回復は難しいというところ)まで年内いっぱいかかりました。 で、残すはクライマックス(?)慰謝料の問題。 先日、相手側の保険会社から「この位で~」という連絡がきました。 話は前後しますが、過失割合、というのを加味します。 (きっと話くらいは聞いた事あるのではないかと思います。双方でどのくらい落ち度があるかを折半したもの。7:3とかね) これって警察が 「はいおたく3、向こう7ね」 とか決めるのかと思っていたら、こういうのは警察では決めないんですね。 警察の、事故に対する調査資料を基に、保険会社が過去の似たような事例と照らし合わせて決めるのです。 うちは8:2で(2がうち)、本当だったらその数字に沿って相手の車の損害に支払ったりしなければならないのですが、相手の方が 「自分が一方的に悪いので」 と我が家分の2を放棄してくれたので、8:0となっていました。(なのでうちからの金銭の支払いはなし) で、慰謝料。 100万ぐらいでした(なんてここで書いちゃっていいのかなー。でも赤裸々なのが私の日記の醍醐味、と思う)。 ただし、それは「今までの休業補償も含め」の金額なので、何度か分けてもらっているので一括で 「はい慰謝料」 というものではありません(しかも、もうかなりもらってしまっている)。 どうもこの慰謝料も、「通院日数、入院日数、会社休んだ日数、手術の程度」であらかじめいくらぐらいと決まっているようです。 100万ってどう思いますか?? 私としては、その程度なのかー、という感じです。 うまく言えないのですが・・・同じ事故でもっと重症になっている方もいらっしゃるんだから・・・とも思いますが、でも2度の手術のあのなんとも辛い様子や、家族にとっての精神的苦痛、そして今だに「疼く」ということ、もう事故前の体は取り戻せないこと・・・など思ったらなんだかなー、と。 本当は、何もなかった状態に戻してもらえるならお金は要らないんですけどね。 とにかく、「保険金太り」というのはほとんどないんだろうなあ、というのが印象。 事故にあうのは本当に損です。 日記読んでくださる方もどうかお気をつけください。 (しかも、夫が事故にあってから夫も私も「自分も事故を起こすのではないか」という精神的ストレスがあり、車の運転怖いときがあります。ある意味人生変わりました・・・) せっかくなので(?)その間もらった保険金のことも書いておきます。 どなたかの参考になれば公にする甲斐があると思うので。 先ほども書きましたが、2回の手術で入院約3週間、会社は3ヶ月近く休みました。 会社を休んだ期間は「無給」だったので、それは相手方の保険会社から補償してもらいました。 (我が家の場合出勤途中の事故だったため、「労災」の適応もきいたのですが、いろいろあって結局 「治療費は労災から、休業の補償は保険会社から」 支払ってもらいました。 それでこの休業補償が慰謝料に含まれていたのです) (さらに。 「労災は認定が厳しい」とききますが、労災には2種類あり、 「業務上」の災害だと「会社側に過失はないのか」とか調べられるため会社側も嫌がるようです。 「通勤上」の災害は「通勤災害」といって比較的会社側も申請してくれやすいようでした) うちで夫にかけていた保険は2種類で、埼玉県民共済と民間の保険会社の医療保険です。 県民共済は掛け金も安いし割戻金もあるのでお得とは思うのですが、65歳すぎると補償がぐっと減ってしまうんですよね。 なので民間の保険会社は「60歳払い込み済終身」タイプの医療保険に入っています。 まず共済ですが、「手術の程度、入院日数、その後の通院日数」を加味して20万ぐらい出ました。 でも、通院は事故後半年程度で「打ち切り」となってしまい、通った日数全部は支払いの対象になりませんでした。 これは盲点でした。 また、事故にあってから打ち切りになるまで一度で申請をしなくてはならないため、保険金をもらったのは10月。 (打ち切りにならなくても共済は入院→通院となった場合、通院も終わってから請求となるので時間はかかります。その代わり、書類を送ってからは3日で保険金が下りました。) 病院から手術や通院の証明書をもらい(これに2週間ぐらいかかります)その後の申請なので「いざというとき保険がおりるから~」とお金の用意がないのはかなり危険です。。。 保険会社さんは、事故にあった旨を連絡するとお見舞いに来てくれ、その場で請求書類をくれました。 保険金は、最初の手術で「ボルトを入れる、はずす」の2回分、その間の入院補償をもらいました。(この保険には通院の補償はつけていなかった) 保険金は入院のたび(2回)もらったのですが、2回目の手術は1回目とセットで保険金が出ていたため、2回目は実質入院に対するものだけでした。 事故にあって、本当にお金がかかりました。 お給料が出ないのでその間の生活費はもちろんですが、単身赴任している感じ、なんでも2軒分かかる・・・といったらイメージ湧くでしょうか。 うちは夫の入院にはおこずかいしか出していなくても、それでもお見舞いに行くガソリン代ややり取りに使う電話代、パジャマなど身の回りのものを買ったり、お見舞いにきてくださった方への飲食やそのほか・・・もろもろかかります。 その間、主婦としてやはり心の支えになったのは「貯金」。(あまりないけど) 保険金は、使ったお金の補填にはなったけれどプラスアルファにはなりませんでした。 最後に。 交通事故にあってしまった場合、急なことで右も左も分からなくなります。 相手の保険会社からすぐに話が来るのですが、相手方の保険会社のいうとおりにしてしまっていいんだろうか、足元見られているんじゃないだろうか・・・とか不安になる場合もあると思います。 そういう場合、日弁連交通事故相談センターというところがありますので、事故証明書など必要なものを持っていけば相談に乗ってくれます。夫も行ってきました。 覚えておくといいかと思います。 この日記読んでくださった方が「事故って遭ったことないけど、あったらこんな感じなんだ~」と思ってくだされば幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.12 16:48:56
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