テーマ:幼稚園やお家での事(1780)
カテゴリ:読んだ本・観た映画
3月、幼稚園から1年分の絵をもらってきたまな。
こんなにまとめて彼女の作品(というと大げさですが)を見る機会はなかったので、ぱらぱらと眺めて見ました。 成長しているということは感じたのですが、太陽をよく書いているなーとか、うわ、顔が紫に塗ってある・・・とか感じていて、そういえば大学の児童心理か何かで 「子供の絵にはメッセージがある」 みたいなことをやったな、と思い出しました。 で、図書館から借りてきたのが『答えは子供の絵の中に』(末永蒼生著・講談社)という本。 いやー、面白かったです。 たぶんどこのお子さんもそうなんだと思うのですが(という前提で話を進めます)、顔を肌色で塗っている絵のあとに輪郭を赤で書いている1枚があったりというように、子供の絵って常に大人の目で見る「成長」をたどっているわけではありません。 たぶんそれが、その時期の子供をあらわしているのだと思います。 まなの絵を見た全体の印象は、 「本人はあまり口に出して言わなかったけれど、やはり園生活もいろいろあったんだな」ということ。 色彩的にすごく暗い絵が何枚かあって、家でショックだったこともあるのかもしれないけれど 抱えていた思いを絵にぶつけたんだなーと感じました。 先述の紫ですが、紫ってなんだかよくないイメージがありませんか?? でも、この本によると 「心身のエネルギーの低下」 をあらわすようですが、その一方で 「回復力の表れ」 とも取れるようで、子供が紫を好んで使うときには好きなだけ使わせて、とのことでした。 おもしろいことに、まなは明るい色彩の絵の時には必ず 「太陽」 が描かれているのですが(太陽が描かれるようになったのは今年になってから)、太陽は 「父親」 を象徴するものなんですって。 口には出さないけれど、父親との関係がうまくいっているんだなーなんて絵から分かりました。 これからたくさんの絵を描いてくれるのが楽しみです。 画用紙を用意して、描いたものをとっておけるようにしたいな。 それにしても、学校で習ったことが実生活に役に立つってあまりないのと(笑)研究対象は身近にあるなんて、となんだかおもしろい。 子供って本当に不思議な存在ですね。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.04.04 01:15:38
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