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2007.09.11
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ここのところ自分にとって「旬」な・・・読むべきときに読んだのだなという本に立て続けに当たってしまい、日記にしなければと思いつつそのままでした。

最近読んだ本の1冊が佐々木正美著・『子どもへのまなざし』



有名な本なので、すでに読んでいる方も多いかもしれません・・・が、子どもが小さいうちに是非!と強くオススメしたい本でした。


印象に残ったところはたくさんあり、おいおいまた日記にしたいと思うのですが・・・この本は「子育て」というところを超えて、哲学の分野まで思うところのある本です。

初版が1998年、もう10年もたつわけですが、佐々木先生が当時憂慮していたことが今の社会にそのまま表れている気がします。
まるで予言のようよ。

今回日記のタイトルにした「私達は幸せになっているか」ということですが、この本を読んで疑問に思ったことなのです。


私達(日本人は)「豊かで」「自由で」「平等で」「平和な」国を手に入れました。

この4つを手に入れた国民は、世界史はじまって以来まだないそう。


著者は言います。

『現実には、みなさんいかがでしょうか。多くの家庭では、子どもさえうまく育てられなくなったとおもいませんか。貧しかった時代に、学校であんなひどいいじめはなかったのです、子どもが自殺するほどのいじめなんて、想像できませんでした。子どもを虐待する親なんていたでしょうか。不登校などもありませんでした。家庭内暴力もありませんでしたね。
 こういうことをいろいろ考えてみますと、豊かさとか自由とか、平等とか平和とかいうものは、みんなすばらしいものですし、どれひとつ失いたくありませんけれども、それらがすべてそろったとき、私たちはいったい、どういうことになるのかというこわさを、一方で考えてしまうわけです。』



便利さが「もっともっと」という欲望を拡大し、

我慢する必要ない生活を送るうち我慢ができなくなってきて、

(自分にではなく他者に対する)「怒り」の感情が強く、エスカレートしてきてしまっている。

孤独感から何かの「依存症」になる人が増えてきている。


そういう社会がはたして幸せなのか・・・。



先日、妊婦さんがあちこちの病院で断られたという事件。


私も、上の子妊娠中に盲腸になってしまい、病院3軒断られたことがあるので・・・なんだか他人事とは思えないなあ、と切ない気持ちでした。

「できるだけのことをします」って言ってくれないんですよね。
「何かあったら責任が取れないので」とはっきり言う病院もありました。


今回本当に残念な結果になってしまいましたが、現代の病院に

「中途半端な体制で受け入れて何かあったら、(裁判とか)大変なことになるぞ」

と恐怖心を持たせているのは、結局この社会でもあるんですよね。



思うところのたくさんある本でした(変なまとめ)。
(前回の日記で「友達の重要性を本で読んだ」というのは、この本のことです。)












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最終更新日  2007.09.14 22:51:18


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