すくすく毎日向上計画

本当に久しぶりの日記になってしまいました。

･･･最近更新もぼちぼちですが
（それでも見てくださっている方、本当にありがとうございます。たまたま来ていただいただけでも充分です、）
当面ブログを辞めるつもりはないのでどうぞよろしくおねがいします。


9月後半は、会社が大変でした･･･。

うちの会社、正社員が少ないせいもあり、本当はいけないことなのですが
「厚生年金・社会保険」に入っていません。
一言で言ってしまえば社長がワンマン･･･それに対して言う人が誰もいない、そんな状態。


私より前から働いているパートさん（Aさんとします）曰く、

「（私が働いている保険の部門の）上司も社長も似たような考え。
人が辞めたら、『次の人を入れたらいい』って感じでさー。
だから今まで人が定着しなかったし、だから『社保も関係ない』って感じだったんだよね」。



3月末、私が会社に入って、6月に営業の女性が入りました。
営業の女性も、当然国保･･･条件が悪いにもかかわらず頑張ったのは、彼女がいわゆる「バツイチ子持ち」だったから。
頑張る彼女を応援しながら、心の中では
「離婚して小さな子供がいるというだけで、どうしてこうも足元をみられちゃうんだろう」
と社会に対して(?)納得いかないものがありました。


で、9月。
営業の男性社員とパートのAさんが、いっぺんに「辞める」騒動が持ち上がったのです。

営業さんは、
「もう永くはないであろう、自分の父親の介護がしたい」
Aさんは、
「夫が『先のことを考えたら、保険と年金がしっかりしている会社の正社員になるべき』と言う」
というものでした。


それに対して社長、
「辞めたいなら仕方ないよね。でも人は補充しないから」
ということらしく（また聞きなのでどう言ったかはしりませんが）、
Aさんの仕事を全部私が引き継ぐというとんでもない事態に。

でも、私たちは絶対Aさんに辞めて欲しくなかったし、Aさんも
「この会社を辞めたくはないけれど、夫がそう言うので･･･」
とかなり心揺れた様子。



今までと今回で違ったのは、私達の「この会社に社会保険さえあれば･･･」という思いに対し、
上司が立ち上がってくれたこと!
保険部門だけで話し合いになったとき、上司の口から出たのは意外な言葉でした。

「今まで、私も社長と似たような考えで、
『人が辞めたら、次の人探せばいいや』
と思っていたところがある。
人が定着しなかったから。

でも、これからはこのメンバーでやっていきたい。欠けて欲しくない。
『社会保険・厚生年金』が条件なんだったら、加入させればいいじゃない。
その上でAさんが正社員になれば問題ないんでしょ?
だったら私が社長と話をする。

今までは「あまりそういう話はしたくない」と思っていた。
でも、今社長と話ができるのは私しかいないと思う」

といって、社長と交渉してくれたのです!
（その現場は壮絶だったらしい･･･）



そしてそして、今期の決算が終わったら加入してもらえることに!!
（営業さんは休業と言うことになりました。)

そうしてもらう以上、今まで以上に成績をあげていかなければなりませんが、
会社の士気はあがり、
社員は満足･･･会社の雰囲気が今まで以上によくなりました。
さらに社長の態度も変わってきて(!)目に見えていい変化が現れています。


今までダメだったからといって、あきらめちゃいけないんだなあ･･･。
「雨降って地固まる」
という諺がありますが、そんな感じ。
何より皆で団結して「勝ち取った」、そんな感じのする出来事でした。