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テーマ:育児と介護の共通点(8)
カテゴリ:子育て
「幼児虐待」と「老人虐待」。。。一見、無縁のような感じがするが根っこは一緒。。。 「幼児虐待」が引き金で「老人虐待」に繋がる事がある。 私の働く介護の現場でも「老人虐待」にまつわる事は多々ある。。。 「老人虐待」とは、 ・ 身体的虐待 ・ 精神的虐待 ・ 世話の放棄、放任(ネグレクト) ・ 性的虐待 ・ 経済的虐待 以上の5つになります。 (幼児虐待には、経済的虐待は含まれません) 虐待に気が付いた場合は市町村や、虐待防止センター、DV相談などに連絡する事が義務になります。(幼児の場合も同様です) なぜ「幼児虐待」が「老人虐待」へと繋がるのか。。。 幼児の記憶が、年老いた両親(祖父母)にダブって重なり、小さい時「躾け」と称して受けた「暴力(虐待)」を同じようにやってしまうのだ。。。 日常的に「しつけという名の暴力(虐待)」が行われている家庭では、それを暴力だとは思わない。。。 排尿、排便の失敗、うまくゴハンが食べられない(こぼしてしまう)、すぐに忘れてしまうといった認知症の症状(老化現象も含む)を「しつけ=暴力、虐待」によって直そうと思ってしまうのだ。。。 小さな時の記憶(トラウマ)が原因となるのです。 よって「老人虐待」は家族ぐるみで行われる事もあるのだ。。。 一緒の家庭で育ち、生活してきたもの同士が同じ感覚(しつけ=暴力、虐待)で行うからで、「虐待」している意識が欠落しているからと思われる。 そうして「幼児虐待」を受けた子供は自分の子供を「虐待」したり、自分の親を「老人虐待」してしまうという「負の連鎖」に陥ってしまう。。。 行き過ぎた「しつけ」は「虐待」に他ならない。 「虐待=暴力」だけでなく、精神的虐待・言葉の暴力にも目を向けなくてはならないと思う。。。 人は言葉で傷つき、存在や人格を否定されれば言葉によって人は抹殺される。 「言葉の暴力」で人は死んでしまうのだ。 仕事上で「老人虐待」を目の当たりにして自分自身に問いかける。。。 私は子供にきちんとした態度で接しているだろうか? 「言葉の暴力」はないだろうか? 子供と向き合いすぎていないだろうか? 疲れた時は一人の時間も必要だ。。。 自分自身を大事出来ないと子供や家族を守れない。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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