死期を悟る?
われ、90にして 桃柿を植える 桃食すると思えども 柿食するとは思えず われ居なくなるとも 桃柿は生き生きとして繁る つつじヶ丘の頂上に空高く そびえ立つなり 吉田繁敏 今年91歳になる、父親の書いたものです。 どういう意味かたずねたところ、 「この意味もわからんのか?」「ばかもん!」 (今年91歳、大正生まれの頑固親父のセリフです) 「桃栗は3年という、柿は8年で食えるという」 あと、3年は生きると思うけど、8年は無理かな? という意味じゃ 「なるほど とうちゃん、すごいねぇ~」 本人はボケてきたと言っていますが、まだまだ、ボケはきてないようです。 ボケるどころか、いまだに子に従わない頑固親父ですが、 先日、母親が軽い肺炎で入院してからというもの、 「一人では寂しい」といって雨戸を閉め切って床に臥せってしまったのです。 心配して電話をかけてきた姉のたのみで、急遽里帰りしましたが、 一週間の内省が効いたのか? 「みんなに迷惑をかけたらいかんなぁ~・・・・・。」といって、今までとはうって変わっておとなしくなりました。 あまりの変わりように、喜んでいいのか? 判断しかねています。