書評【1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀】 速水健朗
タイトルに魅かれて読んでみた。1973年生まれの著者は団塊ジュニア世代。彼が生まれて育った半世紀を紹介している。1980年代~2010年代を中心に社会、テレビ、ドラマ、家電製品など紹介していて懐かしく感じることもしばしば。ただし、テレビを子供の頃から見る習慣がない私には「北の国から」とかフジテレビのおニャン子クラブとかSMAPのこと、野球やサッカーのことが書かれていてもそうなんだ程度の感じ。この本は一体どんな世代に読んでほしいのか?どんな意図があって書かれたのか?私には理解できなかった。お正月で暇だったから最後まで読んだけれども1973年生まれの人皆が読んで楽しめるのかどうか疑問を感じた。著者はあとがきで73年生まれが物心ついて以降の事件や社会の変化について書くつもりだった。しかし、分量的に無理があったと言っている。メディアの移り変わりに主眼を置いているとも。ま…そんなこともあったな~と感じることが出来ればこの本を読む価値があるのかもしれない。旅の予約はいつも楽天トラベルで!ふるさと納税は楽天で!