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AED(自動体外式除細動器)
院内スタッフへの講習会が行われたので早速申し込んだ 救命救急の重要性は感じながらも、緊急時にきっと何もできないだろう そんな負い目を感じる医療従事者が私だった。 今年の夏、高校野球の試合中に硬球が胸に直撃、心停止してしまった 野球部員の報道を思い出した。 その際、たまたま試合観戦していた非番の消防署員がいて たまたま昨年の卒業生が学校内にAEDを贈呈設置してくれていた こんな奇遇ともいえる状況のおかげで高校生の命は救われたという話だった。 決して珍しいことではない心停止という状況で、知識がある人が傍にいたら 救出率は格段に上昇するという。 知識さえあれば人を救える。ということで最近は市民救命救急の講習会が頻繁に行われるようになった。そしてAEDという道具は身近に目の触れやすい位置におかれる様になっている。 知識が欲しい。 そんな気持ちで私は真剣に講習を受けたのだ。 リアルな表情で横たわる人形へ声をかけ、 5秒以上10秒以内で呼吸停止、脈が触れないのを確認したら 周りの人に応援要請とAEDを探して持ってきてと依頼してすぐに 気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸、心臓マッサージ、呼吸・・・ AEDが無い場合だって多いから心臓マッサージの手技は大事だ。 1分間に100回のペースのメトロノームの音すら耳に入ってこないほど 夢中になってマッサージ。ペースを覚えないといけない 30回心臓マッサージしたら2回人工呼吸で胸の高さをみる。 休まず、マッサージを継続しまた呼吸・・・ こんなとき「誰か早く来て」と祈るだろうなあなどと考える。 AEDを持った人が来てくれた 早速ケースを開けると自動で使用手順のアナウンスが始まるから それにしたがって電極を2箇所に貼付した。 AEDは心電図を測りだす。 「デンキショックノヒツヨウガアリマス、ハナレテクダサイ」 周囲の人が離れて、酸素も離す(引火の危険あるため) 「ショックかけます」と声を出してスイッチオン!! すぐに心臓マッサージを再開する。 医師や救急車の到着まで頑張る。 複数の人がいれば交替でマッサージや呼吸を行う すばらしい。 チーム医療だなあ 気がつくと大汗かいていることに気がついた。 ところで今年の東京マラソンでもAEDが使われるケースがあったという 患者はAEDにより意識が戻ると「最後まで走りたい」と言ったという(笑) 人間が救える命はもっと拡がりそうだなあ。 いつもガサツな感じだったERのDrがスーパーヒーローに見えたなあ。ホント お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.20 13:55:46
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