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2010年02月26日
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カテゴリ:読み聞かせ

 今年度の読み聞かせもあと2回です。

 先日は、“図書ボランティアさんに感謝する会”というのが開催され、子供達からお礼の言葉や、お礼の手紙の束をいただきました。ボランティアの方からも、それぞれ一言ずつ体育館のステージに上がって全校の前で話をしてくださいと言われ、久々にちょっと緊張しました。何とか、急いで考えをまとめて話をしたのですが、家に帰ってきた子供達からの反応は、「お母さんはちょっと話が長かったよ~」でした雫

 でも、今週読み聞かせに行った学級では「あっ、この間〇〇のことを話してくれた人だね~」と声をかけてくれる子がいて、話の内容を覚えていてくれて嬉しかったですスマイル

  今回読んだ本はこちら。

     
     ないた赤おに   浜田廣介・作    いもとようこ・絵

 

 一読するのに15分くらいかかるので、今回はこの1冊だけ。長いのでちょっと心配していましたが、子供達は真剣に聞いていました。

 初版は1965年の名作絵本。子供の頃に読んで感動し、本を買ってもらったことを覚えています。

 〈本の内容〉

 山の中に赤鬼が住んでいました。赤鬼は人間と仲良くなりたいとずっと思っています。
 ある日、決心をし、“心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます”と立て札を家の前に立てておきました。
  

 けれども、鬼というだけで怖がって、村人は誰1人寄ってきません。鬼は悲しみ、悔しがり、しまいには腹を立てて折角作った立て札をめちゃくちゃに壊してしまいました。
 

 そこに青鬼がやってきます。赤鬼の話を聞き、しれならいい案があると持ちかけます。それは、青鬼が悪者になって村を襲いに行く。そこで赤鬼が登場して村人を守るために青鬼をやっつけるという芝居をうつことでした。
 それでは、あまりに青鬼に悪すぎると、気が進まないながらも、青鬼に連れ出され芝居をうちます。
 

 そのおかげで赤鬼は村人達と仲良くなることができ、赤鬼の家は毎日村人たちでにぎわいます。。
 しかし、青鬼は一度も顔を見せません。ある日、赤鬼が青鬼の家を訪ねていくと、そこには赤鬼に対する張り紙が・・。

 

  この物語は色々な切り口からとらえることが出来ると思います。

   赤鬼の気持ちの変遷。青鬼の気持ち。
   得たものと失ったもの。
   何かを失わないためにはどうしたらよかったのか。
   なぜ赤鬼は人間と仲良くなりたかったのか。それに対して青鬼は孤独でもよかったのか。
 などなど、他にも色々と考える要素があります。
 

 私個人としては、赤鬼が心をこめて作った立て札をめちゃくちゃに壊してしまった時の気持ちと 
 
 「何かめぼしいことをやりとげるには、きっとどこかでいたい思いかそんをしなくちゃならないさ。だれかがぎせいに身代わりになるのでなくちゃ、できないさ」
 という青鬼のセリフが心に残ります。

 この本は教員をしていたころに、学芸会で劇(オペレッタ)として選んだものでもあり、そういう意味でも思い入れがあります。
 演じる練習をしていく中で、それぞれの登場人物の気持ちなどを考え、みんなで練り上げながら作りたい、それぞれの立場により感じる思いが違うということにも気がついて欲しいと思い取り組みました。
 そして、練習していく中で、子供達の歌い方や動きが自然と変わっていったことを実感し、作品によって成長したことを感じました。

 

 読み聞かせでは、一読するだけであまり深いところまで考えたりすることはできないかもしれませんが、自分が子供の頃に感じたようにまた読んでみようと思ってくれる子がいたらいいなと思います。

 また、絵本の裏表紙に描かれているヤマユリの花が印象的です。
(読み聞かせをする時は必ず裏表紙まで見せるようにしています)

 ないた赤鬼は、いもとようこさんの絵以外にもたくさん出ています。

          
           ないた赤おに   nakaban 絵

 

          
         泣いた赤おに   梶山俊夫 絵

 

         
        ないたあかおに    池田竜雄 絵

 

         
          ないたあかおに   岩本康之亮 絵






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最終更新日  2010年02月26日 12時08分49秒
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