2日目はまず永平寺に。入り口から一歩入ると空気が変わり、新緑の美しい大きな木々と川のせせらぎの音に心洗われる思いがします。入り口から感動しました。
永平寺は1244年に道元がによって開かれた曹洞宗の大本山。境内の広さは約10万坪もあるとか。今でも200人もの修行僧が毎日さまざまな修行をしていて、坐禅などはもちろんのこと、日々の食事、睡眠、などもすべて修行の一つだそうです。
始めに修行僧の方からちょっとしたお話があります。その中で「観光の気分は捨てて、参拝させていただくという気持ちをもつと、さまざまな気づきがあると思います」というようなことを話され、はっとさせられました。
修行に欠かせない7つの建物「七堂伽藍」を見ることができるのですが、それらを見たり、修行の話を聞いたりすると身が引き締まる思いがします。たとえば食事は、自然の恵みと食材を作ることから、調理や運ぶに至るまでさまざまな人が時間と手間をかけて作るもの。それをいただくだけの行いを自分がしているかを振り返りながらいただくのだそう。自分の日々の生活を反省させられます
永平寺近くで食べた精進料理のごま豆腐はなめらかさともっちり感があり、とっても美味しかったです
「精進」とは “目標に向かって、まっすぐにあきらめることなく歩み続けること”
この思いから生まれたのが精進料理だそうで、五法(生・煮る・焼く・揚げる・蒸すの調理法)・五味(辛・酸・甘・苦・鹹の味付け)・五色(赤・青・黄・白・黒の色どり)に時間と手間をかけて心を尽くしてただひたすら作ること。材料と食べる人に対する愛情が味に表れるというものだそうです。
大本山永平寺御用達!団助 ごまどうふ 白袋入
大本山永平寺御用達!団助 ごまどうふ 黒袋入
その後は福井県立恐竜博物館へ。ここは、子連れの家族でいっぱい。実物大の恐竜骨格が30体以上し、首や口などが動く恐竜のジオラマや大小さまざまの数多くの化石、などなど3階建ての大きな建物の中に恐竜に関する展示がいっぱい。恐竜好きの子にはたまらない施設だと思います。
あまり今まで恐竜に興味のなかった我が家の子どもたちも真剣に見てまわっていました。私が初めて知ることも本当にたくさん。(まあ、元々恐竜についてほとんど知らなかったのですが・・)
中でも恐竜の足跡の化石に皮膚痕があり、そこから恐竜の皮膚を推し量ることができているということは驚きました。
最後は東尋坊へ。天然記念物にも指定されているここは、まさに絶景。切り立った岩場がいくつも広がっていて、先端の方まで歩いていけます。途中の岩場でしばらく座ってまったりとした時間を過ごしました。高いところが苦手な主人は手前の方で待っていましたけどね
子どもたちはアスレチック感覚で岩場を登ったり降りたり。とても楽しかったようで、「また東尋坊に行きたい~」と帰宅した途端に言っていたくらいです。
せっかくなので、ここでもウニやカニなど海鮮の丼を食べました。福井は海鮮料理がとっても美味しいこともあり、1週間くらい前に急遽決めた旅行でしたが、とても楽しい旅になりました。
東尋坊↓