こころゆたかに

　娘が通っているヤマハ音楽教室でのエレクトーン発表会がありました。娘はアンサンブルでの出場。保育園の年長の時から出ているので今回で５度目の出場となります。

　初めての出場の時には賞をいただいたのですが、それ以降はなかなか入賞することができませんでした。いつも、「とってもいい演奏だったよ。よくがんばったね」などと声をかけるのですが、やっぱり賞をもらえないと、本人達にはその言葉がどこか上の方を通り過ぎていくだけのようで納得しきれない様子でした。いつも悔しさばかりが残っていたよう。まあ、その悔しさも大切なのですけどね。

　ですが、今回はめでたく賞をいただくことができました。やっぱり賞をもらえるとがんばりが公に認められたような気がしてとても嬉しいのでしょうね。みんなで手を取り合ってとっても喜んでいました
　アンサンブルは、その嬉しさを一人だけでなくみんなで共有できるところがいいですね。

　一人一人がそれぞれ自分のパートをしっかりと練習し、完璧にする。そしてそれが数人で合わさりハーモニーができ、一つの曲になる。
　みんなの息がぴったりとあった演奏を聴くと、鳥肌が立つような気がします。みんなで作り上げる音楽のすばらしさですね。演奏している方も聴いている方にも感動があるというのはすごいことだなと思います。
　音楽に限らずワールドカップのサッカーなどスポーツや演劇、絵画など色々なことにも言えるのでしょうけど。それが文化であり、文化の必要性なのだなあと思います。

　娘は今年から（４年生から部活動が始まるので）音楽部に所属していて、トランペットを吹いているのですが、ハーモニーどころかまだまだ音を出すのに精一杯のよう。あまり楽しくないらしく「部活の時間が長く感じる」と言っています。
　エレクトーンのアンサンブルと同じで、まずは、しっかりと音が出て、きちんと演奏できるようになる。そして、仲間と音を合わせ、音楽を作り上げていく楽しさ、心地よさ（それだけでなく、当然難しさなども出てくると思いますが）、感動などを部活動でも経験できるようになっていくといいなと思います。そして、演奏を聴いている方も感動するような音楽が、小学校の部活動でも作り上げることができたらすばらしいなと思います。