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2010年10月28日
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カテゴリ:育児
 病気によりお休みを取られている先生の代わりとして、小学校の特別支援学級に非常勤講師として勤めるようになってから1週間が経ちました。職場の様子や子どもたち一人一人のことが少しずつ分かるようになってきて、ようやく慣れてきました。やっぱり初めの一週間くらいは気も張り詰めていますからね。随分気も楽になりましたよウィンク

 特別支援学級では、全体的に時間がゆったりと過ぎていきます。児童は6人。2人の担任(本来は1クラス3人ずつの2クラスですが、合同で授業をすることが多いです)で受け持っています。子どもたちの言うことや行動が可愛らしかったり、面白かったりで自然ににこやかになり、様々な場面で笑いがあり、楽しいですスマイル
 
 自閉症の子が2人いて、その子達の取る行動の意味や原因が理解できることもあれば、分からないこともあり、難しい部分も多々あります。でも、主任さんから「4月の頃は○○のことはできなかったのに、今はできるようになったんだよ」などといくつも聞いて、その子達なりにしっかり成長しているのだなと感じます。
 
 特別支援学級が、私にとっていいなと思うのは、それぞれの子どもにあったやり方やペースで進めていけるところ。宿題も勉強の内容も学年は同じでも違います。進度はゆっくりで、できることの復習に時間を取り、自信をもたせながら少し挑戦する内容を入れていきます。1時間1時間で目に見えてできるようになるわけではありませんが、日々の積み重ねの中で少しずつ成長していきます。

 多ければ40人近くいる普通学級では、どうしても中間層のペースに合わせて教師が引っ張っていく形になります。一人一人に合わせたいと思ってもなかなかできないのが現状。それを解消する手だての一つとして、少人数学習や習熟度別学習が取り入れられるようになってきてはいる訳ですが。。また、“この1時間で○○の内容ができるようになる”と言った学習目標が教師側にも明確にありますからね。結構、毎日毎時間がせわしないものです。

 
 この仕事を通して、自分の子育てを見直すきっかけにもなりました四つ葉
 
 子どもの目をみて話す。
 子どもの目線から物事をとらえる。
 子どもの話にまず共感する。できないこ(やらないこと)はどうしてできない(やらない)のか子どもを観察し、できるような手だてを考える。
 自信をもたせ、自尊心を育てる。        などなど。

 当たり前のようなことばかりだけど、家では最近はできていないことも多くてショック

 例えば、子どもの宿題の音読。どの学年でも毎日音読の宿題が出ているのですが、最近は夕食の洗い上げをしながら聞いたり、ながら聞きをしたり雫
 しっかり向かい合って顔を見ながら聞き、「昨日よりも○○の部分が上手になったね」などと一言言うだけでも振り返りとなるし、次のやる気にも繋がったり、聞いてくれているのだという安心感にもなります。
 また、内容の感想を話し合ったり、きちんと読み取れているかクイズを出したりなど、音読を聞くだけでなくそこから発展して色々なやりとりができます。
 以前は我が家でも工夫をしていたのですけどね・・。最近は、「上手に読めたね」などの一言で終わらせていたのを反省。

 また、物が出しっぱなしだった時に「片付けなさい!」と怒ったように言ったり。(ま、これは息子の場合で娘は言われなくてもやるのですが)
 言われてしぶしぶやる息子。口には出さないけれど“うるさいな~”と思っていることでしょうね。。
  でもそれでは 
 “お母さんがうるさいから、やる” 
 “言われたから、やる”
 になってしまいます。裏を返せば “言わなければやらない” ですよねわからん
 
 なぜ、やろうとしないのかをよく見極める。
 やらないとどのように困るのか(やらなくても困ることはないか)。
 やらなければいけないのならば、どのようにすればできるのか。
 やりたくない時はどのように気持ちを持っていけばやる気になるのか。

などを自分の経験もふまえながら一緒に考えていく、などの手だてがあった方が、“考えて行動する人間になる”ということにつながっていくのだと改めて思いました。

 何事もその場だけではいけなくて、子どもの将来を見据え、長い目で今やるべきことを考えるということを仕事で出会った子どもたちとの関わりを通して改めて気づかされた思いです。





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最終更新日  2010年10月28日 23時46分30秒
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