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★「自分で自分を時代後れにしなければ、誰かにそうされるだけだ。」(p33)
★「時間を貸してくれる人は、カネを貸してくれる銀行よりありがたい。」(p109) ★「週に最低1回は、新しい人といっしょに食事をすることにしよう。」(p137) ★「先週自分は何を学んだか、具体的に書き出してみよう。」(p191) 【サラっとく?】 ●この本は、究極の実践書です。 中身は、「自分マーケティング」「プロジェクト管理」「コミュニティ作り」 といった、読者を「ブランド人」に導くための50項目によって成り立っています。 ●ドラッカーのいうように、現在は個人の労働可能年数が、企業の寿命を上回る、 歴史上初の段階にきています。ダニエル・ピンクも名著「フリーエージェント社会 の到来」の中で、20世紀は組織の一部として働く「オーガニゼーション・マン」の 時代だったが、21世紀は「フリーエージェント」中心の時代になると述べています。 ●実際に、アメリカにおける労働者の4分の1は、既にフリーエージェントです。 彼らに必要なのは、組織の中で立ち回る「社内政治能力」ではなく、 社会に認められる「専門能力」、つまり自分自身の「ブランド」に他なりません。 ●さて、こういった「自分ブランド」の必要性について、最近は日本でも声高に 論じられています。ただし、頭では理解できていても、実際にどうすればいいのか、 それが分かっていない人は多いでしょう。本書はそんな方のために、 一歩踏み込んだ「アクション・プラン」を載せています。 ●その数たるや、100を越える膨大な量ですが、 まず自分にあったものだけでも実行に移してみましょう。 「自分ブランド」の確立に向けて、一歩一歩階段を上がる音が聞こえてくるはずです。 【突っ込んどく?】 ●「自分で自分を時代後れにしなければ、誰かにそうされるだけだ。」(p33) 著者は当初、この本のタイトルを『道は2つに1つ』というものにしようか 悩んだほどだいいます。つまり、ブランドになるか、それともそのまま お払い箱になるか、道はその2つに1つしかない!ということです。 ●さらにホワイトカラー95%が、今後10年に痕跡をとどめないほどに姿を変える、 とも。ドッグイヤーという言葉を聞いたことがあるかと思います。犬の1年が、 人間の7年に相当することからでてきた言葉で、情報産業の進展の早さを表します。 しかしこれは、もはやホワイトカラー職全般の変貌振りについてもいえそうですね。 ●いや、実際はそれ以上、マウスイヤーかもしれません。そんな中、 時代遅れにならないためには、自分で自分を時代後れにするしかない。 そのために「週に最低1回は、新しい人といっしょに食事をすることにしよう。」 (p137) といった、アクション・プランが役に立ちます。 ●ただ実際に、自分と全く考え方の違う人に会い、いつも価値観が揺らぐような 思いをする、というのはとてもしんどい作業です。毎朝同じ顔をみて、同じ会話をし、 同じ仕事を繰り返すほど楽なことはありません。時代遅れになりたかったら、ここに 書かれているアクション・プランと正反対のことをするのが、最も近道でしょう。 オススメ度★★★★☆ →・理論よりも実践だ!という方 ・常に時代の先駆者でありたい方 ・眼前の「ホワイト・カラー」革命を乗り切りたい方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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