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★「競争がなければ、進化をする必要などない。」(p54)
★「合理的な判断を消費者に薦めることがクライアントの集客につながる」(p132) ★「反省や自己分析があるからこそ、 客観的な内容を伝えているとお客様が感じる」(p266) ★「変化を経験しない人は、時間の経過とともに変化を恐れるようになります」(p321) 【サラっとく?】 ●表紙をみると、まずそこに描かれた2つ目のキャラクターに驚かされます。 およそ「儲けのDNA」などとは、かけ離れた印象をもつかもしれませんが、 中身は一転して、高度かつ実践的な理論で溢れています。 ●あなたは、競争に巻き込まれていることに気付いていますか?著者によれば、 これに気付いていないあなたは既に「負け組」との事。なぜなら、逃げた顧客は わざわざ「他にいい店をみつけたから、あなたのトコには行かないんです。」 などと教えてはくれないからです。その逆(来た理由を話すこと)はありえますが。 ●他にも、あなたがお金に不自由しているなら、必ずどこかに儲かって仕方ない人が、 あなたが彼女いない暦10年ならば、必ずどこかに毎日他の女と寝ている男が。。。 こういった原理を「ゼロサム・ゲーム」といいます。競争の勝者になるには、 いかに早くこの仕組みに気付き、勝ち組になる要素を磨けるかが大切になります。 ●本書はこの「競争」理論を根底に、市場制覇の新理論を打ち立てています。 神田氏の著作ほどの派手さはないかもしれませんが、じっくりと読み込めば その裏に脈々と流れる、「儲けのDNA」の存在に気が付くことでしょう。 【突っ込んどく?】 ●「競争がなければ、進化をする必要などない。」(p54) 「競争」と聞くと、「激しい」「辛い」といったマイナスのイメージをもつ方が多い と思います。しかし、よく考えてみると「競争」なしに、成長はありえません。 そもそも人間の科学技術がここまで発展してきたのも「戦争」があったから。 ●インターネットは、ARPANETといわれる米国防総省が開発したシステムが 原点となっています。当時は冷戦の最中で、核攻撃によっても情報伝達が途絶えない ことを目的につくられたものでした。さらに、我が国を襲った恐るべき戦争の副産物 …「原子力」による発電は、既に日本の電力の3割以上をまかなっています。 ●この「競争」の大切さは産業においても当てはまります。家電業界や自動車業界が、 激しい国内競争によって世界的企業を創出した一方、これまで競争が制限されてきた 金融業界などは、今や外資の猛攻にさらされています。大前研一氏は、日本が漫画や ゲームで世界一になれたのは、文科省が手を出さなかったから、とまで言っています。 ●つまり、規制がなく過酷な競争があったからこそ、日本の文化力が「ジャパニーズ・ クール」と世界に賞賛されるまで伸びたのでしょう。さて、我々個人も、結局「競争」 なしには成長しえないのでしょうか。新聞では、大企業の相次ぐ「成果主義」導入が 報じられています。 ●しかしその一方で、社員の倫理低下や団結力の欠如に悩み、 導入を頓挫する企業も増えています。この流れはどうなるのでしょうか。 個人の「競争戦略」については、いましばらく模索の時代が続きそうです。 オススメ度★★★★☆ →・中小企業の経営者・経営幹部 ・儲かる「広告」をつくりたい方 ・自分の「強み」を明確化したい方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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