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★「天職とは、実は「職業」のことではないのです。」(p42)
★「たくさんの人との関わりが生まれれば生まれるほど、自分達の役割が見えてくる」(p106) ★「現実は常に非合理的なものを含んでいて、実はそれが面白さなんだ」(p126) ★「過程にこそ生のよろこびがある。」(p127) ★「願望は実現するって言葉は、真理の半分しか語っていないと思う。」(p187) 【サラっとく?】 ●「天職は探してはならない」。天職をみつけよう!と思って本書を手に取ると、 その最初の1文に意表をつかれます。「探してはならない?」「え、なんで?」 著者によれば、常に「天職はあなたとともにある」からだといいます。 ●ここで著者が天職を表すのに使っている比喩がおもしろい。曰く、天職とは 生まれながらにして世界という海に、ドッシリと下ろされた「碇」だと。 そしてそのチェーンの長い長い先、海の上に浮かんでいる船、これが「職業」。 ●碇は不動だけど、職業という船は常にその位置を変えうる、と言う事でしょう。 時には岸から近い浅瀬でプカプカと安定しているかもしれないし、 時には遥か沖で荒波に晒されながら揺られているかもしれない。 ●大企業であれ、ベンチャーであれ、管理職であれ、営業職であれ、 自分の心の底ある「天職」という碇にさえ気付いていれば、 人生が転覆することはない…そんな不思議な安心感を与えてくれる1冊です。 ●著者の小阪祐司氏は、「ワクワク系マーケティング」で有名な実力派コンサルタント。 映画や漫画、ゲームに恋愛…。幅広い知識による味付けで、本書の内容はエンタメ チックに仕上がっています。ワクワクしながら「天職の作法」を学んでください♪ 【突っ込んどく?】 ●「過程にこそ生のよろこびがある。」(p127) これは僕も常々感じることです。 というよりむしろ、「過程を楽しめない人は、人生も楽しめない」とまで 思っているくらい。 ●そもそも、人生の中で目標が達成される瞬間って、その過程に費やした時間の 何万分の1に過ぎない。しかもおよそ人間っていのは、目標が達成されると すぐにまた新たな目標を立てて、それを目指し始めるもの。 ●だったら「過程」を楽しめなきゃ、人生損じゃありませんか? オリソン・S・マーデンの「目標は人間に永遠の命を与える」という言葉を、 以前に紹介しました。これは「目標がある限り、人間はその過程を楽しむ権利が 与えられるから」だと思っています。 ●もちろんその過程は常に順風満帆だとは限りません。むしろ上手くいかないことの 方が多い。でもだからこそ人生は楽しい。そもそも、スライムしか現れないドラクエ や、絶対の保証付き恋愛なんて面白くもなんともない。レベル上げや駆け引きにこそ 充足感を得られる人生を過ごしたいものです。フラれ続けもキツいですが…笑 オススメ度★★★★☆ →・今の仕事が天職じゃない、と思っている方 ・「自分の役割」が何なのかわからない方 ・人生に充足感を見出したい方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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