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カテゴリ:自己啓発
★「過去の実績で未来は決まらない、未来が過去の評価を変える」(p44)
★「営業マンには、誰とでも話せる人というよりは、人の話をじっくり聞ける、臆病 なだけに相手の気持ちが読めてしまうという人のほうが向いていたりする」(p70) ★「株式市場など、私の感覚では公営ギャンブルと何ら変わりがない。」(p142) ★「<ラットレース>、結構ではないか。それが人生というものだ。」(p159) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日のブックレビュー】 ~名著の紹介~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『採用の超プロが教える 仕事の選び方 人生の選び方』 安田 佳生 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●「1年後に死ぬとしても、あなたはその仕事を選びますか?」 ベストセラーとなった前作『採用の超プロが教える できる人 できない人』で、 企業の人材採用にメスをいれた気鋭の人材コンサル・安田佳生氏による続編。 今回は採用者側ではなく、仕事を選ぶ側に主な焦点が当てられています。 ●死に直面した人がもっとも多く口にするセリフは「やりたい事をやっとけばよかった」 だといいます。著者はそこで「悔いとは<できなかった>という結果ではなく、 <やらなかった>というプロセスに対して抱く感情だ。」という言葉を投げかけ、 後悔しない「仕事」、さらには「人生」の選び方までをも語っています。 ●タイトルだけを見ると、主な読者ターゲットは大学生や転職者なのだろうかと想像 されますが、本書は以外にも経営者やサラリーマンの方にも広く読まれています。 「子供の頃は典型的ないじめられっ子だった」という著者が説く「能力の高め方」や 「経営者の条件」はどれも、我々読者に大変な「勇気」を与えてくれるのでしょう。 ●今まさに社会人としてのキャリアをスタートさせようという就職活動生や、人生の 転機を迎えた転職者の方たちには、軽薄な面接マニュアルや奇をてらった就活本など を読む前に、このような「人生の本質」に迫った本を読んでほしいと心から思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日の<ここ読め!>】 ~名文の掘り下げ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★「営業マンには、誰とでも話せる人というよりは、人の話をじっくり聞ける、臆病 なだけに相手の気持ちが読めてしまうという人のほうが向いていたりする」(p70) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●よく「人見知りをせず誰にでも話せるから営業に向いている」という勘違いを している人がいます。実際に営業の世界で活躍された事がある人や、そういう人に 会ったことがある方はお分かりかと思いますが、「売れる営業マン」は明らかに 「売れなそう」な場合が多いのです。 ●以前紹介した『世界No2セールスウーマンの売れる営業に変わる本の著者、 和田裕美さんに始めてお会いしたときも、当初想像していたようなフランクで 高圧的な「デキる営業マン」像とは正反対の、繊細さと腰の低さに驚きました。 実際に昔は人が苦手で、初対面の人とはまともに食事もできなかったといいます。 ●なぜそれでも売れるのか?それは「人に話をする」のではなく、「人の話を聞く」、 そしてそこから相手の気持ちを読み取る繊細さこそが営業力に結びつくからです。 「営業」をはじめとしてこの手の「○○だから△△が向いている」という勘違いは 非常に多い。その中でも、本書にある「好き」に関するものが最も深刻です。 ●例えば「文章が好きだから新聞記者に」「旅行が好きだから旅行代理店に」「テレビ が好きだからマスコミに」など…。それなら「リンゴが好きならリンゴ農家になる のか?」と言いたい。僕もメルマガを1年近く続けていますが、それは決して 「文章が好きだから」という理由からではありません。 ●そうではなく「文章を通じて自分の思いを伝えたい」「1人でも多くの人に素敵な 本と出会って欲しい」という思いがあるから続いているわけです。旅行代理店の 例ならば「旅を提供して人の思い出を作りたい」、マスコミだったら「テレビを 通じてお茶の間に温かい空間を演出したい」などという思いが根底に必ずあるはず。 ●仕事を選ぶ際には、こういった自分の奥底にある「思い」にどれだけ気づいて あげられるかが大切なのではないかと思います。ひたすら文を書き、旅をして、 テレビをみて満足するのではなく、その向こう側にある「社会との繋がり」を いつも意識していたいものですね。 □■エッセンス■□ 「営業マンには、誰とでも話せる人というよりは、人の話をじっくり聞ける、臆病 なだけに相手の気持ちが読めてしまうという人のほうが向いていたりする」(p70) ▼あなたの仕事の向こう側にある「社会との繋がり」は何ですか? □■今日の紹介書籍■□ 『採用の超プロが教える 仕事の選び方 人生の選び方』 安田佳生 オススメ度★★★★☆ →・経営者、人事担当者 ・就職、転職を考えている人 ・死ぬ時に「やりたい事をやっとけばよかった」などと言いたくない人 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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