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★「世の中で達成困難といわれることほど、イメージできたら有利。
それだけ競争相手が少ない、ということ。」(p100) ★「残念なことに多くの人はあとちょっとでそのクリティカル・マスに 達するというのに、その直前であきらめてしまうのです。」(p115) ★「スキルを身に付けてから仕事をしようと思うな。 必要なスキルを学べる仕事を受け入れろ!」(p128) ★「20代なら、「Aさん、仕事ができるえ」といわれるが、 30代になると「Aさん、仕事しかできないねえ」といわれてしまう。」(p131) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日のブックレビュー】 ~名著の紹介~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『キャリア・コンピタンシー』 小杉俊哉 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●成果主義、能力主義が叫ばれて久しい昨今ですが、 そもそも「能力」とは一体どんなものを指すのでしょうか? 本書はその「能力」について2つの定義をしています。 その1つが「資格」や「スキル」といったものに代表される「保有能力」。 ●しかしこの「スキル」の重要性は今日においてあまりに薄くなってきています。 サン・マイクロシステムズのCEO、スコット・マクナリーは社員に対して、 「同じ仕事を2年以上続けるな」と明言しています。その理由は単純に、変化の 激しい今日において「スキル」はすぐ陳腐化してしまうから、だといいます。 ●「資格」についても「弁護士」「会計士」「税理士」など「士」のつく職業は、 昔のようにその資格、つまり「保有能力」のみを買われる事はなくなりました。 現代は【資格+α】で、その人に頼むことでしか得られない「付加価値」的な ものがなければ、いかに保有能力が高けれども失業は免れません。 ●さてそれではもう1つの「能力」の定義は何でしょうか? それはずばり「成果や価値を生む力」です。本書では企業において 高い成果をあげていると認められる30人の方にインタビューをし、 彼らに根付く「思考特性」や「行動特性」といったものを浮き彫りしています。 ●自律的にキャリアを開発し、満足したビジネスライフを送っている 彼らに共通する資質「キャリア・コンピタンシー」とは?? 小手先の転職ノウハウや、企業内での立ち回り方ではなく、 キャリアに対する考え方や、生き方そのものを学びたい方にお薦めの1冊です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日の<ここ読め!>】 ~名文の掘り下げ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★「残念なことに多くの人はあとちょっとでそのクリティカル・マスに 達するというのに、その直前であきらめてしまうのです。」(p115) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●「クリティカル・マス」とは「臨界点」のことです。 仕事をはじめ、勉強、料理、スポーツなどあらゆる物事というのは、 自分が「成果」というものを感じられるまでにある一定の「努力」を必要とします。 (「仕事量」であったり、「作った品数」であったり、「練習量」であったり。) ●その「努力」が「臨界点」を超えるまでというのは、なかなか上達も感じ辛いし、 成果も目に見えて出ないので非常に辛いもの。勉強の例を挙げてみましょう。 英語のリスニングを学習したことがある人は分かるかと思いますが、 あれは成果が感じられるまで非常に時間がかかります。 ●多くの人はその途中で「あぁ自分には才能がないんだ」といって継続を断ち切って しまう。しかしそこで諦めず「もうちょっと」頑張ってみると、ある日突然、ふっと 耳に入る英語が理解できるようになる。それが「臨界点」を越えた証拠です。 ●これは勉強に限ったことではなく、スポーツにしろ仕事にしろ、あらゆることに 当てはまります。あなたがいま、「なかなか成果がでない」辛い状況にいるなら、 それはきっと「クリティカル・マス」を目前にしていると考えてください。 逆境は成功を目前にした者に訪れる、飛躍のための試練です。 ●「潮がきれいにひくのは、すぐ潮が押し寄せてくるためである。」 これはエルバード・ハバードの言葉ですが、蓋し名言だと思いませんか。 坂が吐きそうなほど辛いのは、その先に壮大な景色が待っているからでしょう。 1歩1歩、着実に登りつめ、成功という名の果実を捥ぎ取りたいものです。 □■エッセンス■□ 「残念なことに多くの人はあとちょっとでそのクリティカル・マスに 達するというのに、その直前であきらめてしまうのです。」(p115) ▼あなたはこれまでに「クリティカル・マス」を超えた経験がありますか? □■今日の紹介書籍■□ 『キャリア・コンピタンシー』 小杉俊哉 オススメ度★★★★☆ →・自分の「キャリアプラン」が立っていない人 ・自律のための「コンピタンシー」を身に付けたい人 ・仕事に「ワクワク」と「ドキドキ」を取り戻したい人 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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