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カテゴリ:自己啓発
★「私たちが最悪のことがらを受け入れてしまえば、もはや失うものはなくなる」(p47)
★「悩みに対する戦略を知らないビジネスマンは若死にする」(p55) ★「明確な決断に達すれば、即座に苦悩の5割が消えうせ、 その決断を実行に移すと同時に、残りの4割が蒸発する。」(p79) ★「自分の敵をゆるし、忘れてしまう確実な方法は、 自分自身よりも限りなく大きな主義主張に夢中になることだ。」(p193) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日のブックレビュー】 ~名著の紹介~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『道は開ける』(前半) D・カーネギー ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●本書『道はひらける』は、同じくカーネギーの著作である『人を動かす』と並び、 アメリカでは聖書の次に売れている書籍といわれます。発行直後に54万部を売り上げ、 その後日本をはじめ、フランス、イタリア、ノルウェー、イスラエル、タイ、など 全世界でベストセラー入りを続けている、文字通り「不朽の名著」。 ●『人を動かす』は人間関係の機微について、本書『道は開ける』は人々が抱える 「悩み」について書かれています。とはいっても人の「悩み」の大半は人間関係から 派生するもの。その意味では原因自体に迫ったのが『人を動かす』で、その解決策や 予防法に焦点をあてたのが本書『道は開ける』と考えるといいでしょう。 ●さて、今日人々を苦しめる最大の要因となっているものは何だと思いますか? ちなみにアメリカでは僕らがこうしている間にも、35分に1人が自殺をし、 120秒に1人が発狂しているといいます。さらに病院のベッドの半数以上は 肉体に何ら異常ない、心の病にかかった患者で埋まっている…。 ●そう、答えは「悩み」。これによる死亡者数は何と5大伝染病の合計死亡者数よりも 多いというから驚きです。日本も例外ではありません、年間自殺者数は去年ついに 3万人を越えました。悩みに追い詰められる前に、ぜひ本書を「ワクチン」として 読んでほしいものです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日の<ここ読め!>】 ~名文の掘り下げ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★「悩みに対する戦略を知らないビジネスマンは若死にする」(p55) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●これはノーベル医学賞受賞者であるアレクシス・カレル博士の言葉です。 本書ではこの「悩みに対する戦略」が、100を越える実例を踏まえて紹介され ています。詳細の説明は本書に譲るとして、ここではその戦略のうちの1つ 「最悪の事態を受け入れる」について、僕の経験をもとに話してみたいと思います。 ●大学受験の時の話です。僕の高校は地方の片田舎にあり、学力もさほど優秀とは いえませんでした。多くの学生は自分のレベルに合った大学を選んでいましたが、 そんな中、僕は一人東京の実分不相応ともいえる大学を志望したのです。当初は周り からも馬鹿にされ、教師からも思い直せと言われましたが、僕は諦めませんでした。 ●その努力あってか受験3ヶ月前の模試で、ついにA判定をもらうことができました。 「このままいけば受かるぞ!」舞い上がって廊下を歩いていた僕は、決してその高校 でやってはいけないことをしてしまった。生徒も教師も、避けて目を合わさないよう にしていた、地元で有名なヤクザの息子に、思いきり肩をぶつけてしまったのです。 ●当然のごとく目をつけられた僕は、休み時間に空き教室に連れられボコボコにされ ました。それで済むならまだマシでしたが、模試結果が上位で校内の張り紙に名前が 載っていることに気づかれ、「生意気だ」と毎日追い込みをかけられるようになった。 それまで希望で一杯だった僕の胸は、一気に「悩み」に取って代わられました… (続く) □■今日の紹介書籍■□ 『道は開ける』 D・カーネギー オススメ度★★★★★満点! →・いま「悩み」を抱えている方 ・誰かの「悩み」を解決してあげたい方 ・「悩み菌」に対するワクチンがほしい方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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