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★「<気づかい>と<踏みこみ>、この2つがトークの両輪となって
強いコントラスト、高いバランスで機能していること」(p26) ★「アゲインストの状態にあってチャーミングなふんばりを 見せることができれば、相手へのアピールは非常に大きい。」(p68) ★「ふつうなら躊躇したり気をつかったりしがちな場面で、直球、つまり ストレートな感情表現をビシっと決めるのは、ヘタに変化球を 投げるよりも、意表をつく効果がはるかに大きいのです。」(p132) ★「自分本来のキャラ、生まれつきのキャラとは逆の「裏のキャラ」をもつ」(p154) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日のブックレビュー】 ~名著の紹介~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『ウケる技術』 小林昌平/山本周嗣/水野敬也 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●「顔よりトークを、整形しよう」…そんな一文で始まる本書「ウケる技術」は、 その名の通り「笑い」のツボを徹底的に研究し、「ウケる」人になることを主眼 としています。「本を読んだくらいで笑いの取れる人間になったら苦労しないよ」と 思うかもしれませんが、本すら読まず、人の話も聞かずになれないことも明らか。 ●僕は21世紀のビジネススキルとして大切なのは3つあると思っています。 それは「健康(身体的にも精神的にも)」「論理的思考力」そして「ユーモア」です。 よく言う「コミュニケーション力」って凄く曖昧なんですよね。そもそも現代の 社会に生きていて、コミュニケーションができない人間なぞいるはずがありません。 ●じゃあその中で大切なのは何かっていうと「ユーモア」なんです。初対面でも積極的 に相手の懐に入り込むための武器になり、いざという時には窮地を切り抜けるための 武器にもなる…それが「ユーモア」であり「笑い」なのではないでしょうか。当たり 前ですが、笑っているときに相手に反感を覚える人なんているはずありませんから。 ●さて、本書の著者達は「ウケる人」の会話を地道に研究していった結果、いくつかの 有限な会話パターンに分類できることを発見したといいます。確かに「さんま」など、 お笑い芸人のボケや突っ込みを見てみると、非常にクリエイティブでありながらも、 その実、もとになっている「技術」は意外に少ないということがわかります。 ●「笑い」がアドリブで発生するのは確かですが、そのアドリブはいくつかの有限な 「技術」の組み合わせによって生まれているんですね。ユーモアという武器を片手に 現代のビジネス戦争を果敢に乗り切りたいあなたに、お薦めしたい1冊です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本日の<ここ読め!>】 ~名文の掘り下げ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★「自分本来のキャラ、生まれつきのキャラとは逆の「裏のキャラ」をもつ」(p154) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●自分本来のキャラとは真逆の「裏キャラ」をもつ…これは「ウケる」ための技術 でもありますが、それ以前に、自分に合う人以外の、より幅広い人々と交流を 深めるために必須のテクニックともいえるでしょう。 ●人は誰しも人と話すときの生まれつきのキャラクター、お決まりのパターンを持って いるといいます。普通はそのキャラと相性のいい友達とだけ付き合い、相性のいい 仕事をし、相性のいい恋愛をする…。ただしこの本で「ユーモア」という武器を身に 付けたい…そんなコミュニケーション欲に飢えたあなたはもっと上を目指しましょう。 ●極端に言えば自分本来のキャラクターと全く正反対のキャラをマスターすれば、 苦手な人というのはいなくなるし、どんな場面においても「笑い」を喚起できる ようになります。凄く難しいことを言っているようですが、実際はこれ、誰しもが 無意識のうちにやっていることだといいます。 ●例えば「いじり役か、いじられ役か」「上手に出るか、下手に出るか」 「聞き手に回るか、話し手に回るか」「Sでいくか、Mでいくか」などなど…。 なんとなく自分が「気持ちいい(変な意味じゃありませんよ)」と感じる方が あるでしょう。これを組み合わせたものが「キャラクター」に他なりません。 ●ボクシングでもある程度上位のランカーになると、自分の得意なファイト・ スタイルとは正反対のスタイルをある程度マスターしているといいます。 (インファイト⇔アウトボクシングなど。)正反対のキャラを意識的に演じるという のは大変かもしれませんが、自分の器を広げるためにも努力したいものです。 □■エッセンス■□ ・「自分本来のキャラ、生まれつきのキャラとは逆の「裏のキャラ」をもつ」(p154) ▼あなたは自分の正反対のキャラを「意識」して使っていますか?? □■今日の紹介書籍■□ 『ウケる技術』 小林昌平/山本周嗣/水野敬也 オススメ度★★★★☆ →・ユーモアのセンスを磨きたい方 ・恋愛やビジネスの「見込み客」を増やしたい方 ・息抜き&頭の体操をしたい方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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