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ここ読め本本!!―レビュー&書評―

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2005年01月11日
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★「ブレイクスルー思考は、過去や現在の分析ではなく、
  システム(=物事)の本質(=目的)から考え始めます。」(p43)

★「創造とは「パパとママから赤ちゃんが登場すること」である」(p43)

★「目的と価値観を分離すると本質が見えてくる」(p72)

★「成功に導くのは「アイデア」ではなく「考え方・発想法」である」(p60)

★「ベンチャー企業として現在も成長しているのは、
  次々と赤ちゃんを生み出し続けている会社ばかりです。」(p225)

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        【本日のブックレビュー】 ~名著の紹介~
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        『「パパ・ママ」創造理論』 日比野省三
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●「全米改善改良最優秀賞」「ブルーリボン賞」「日経インターネットアワード」

 「労働大臣賞」「日経優秀製品・サービス賞」「ロジスティクス大賞」…。

 表紙の裏にはこの「パパ・ママ創造理論」を利用したアイデアで受賞した

 10以上もの表彰が物々しく連ねられています。


●著者の日比野省三氏は、日本企画計画学会の会長を務めていますが、

 南カリフォルニア大学のG・ナドラー教授と共に「ブレイクスルー思考」を

 提唱したことでも世界的に知られる、今世紀注目の「イノベーター」です。


●本書「パパ・ママ創造理論」もその「ブレイクスルー思考」を基幹としています。

 一言で言えば従来の分析的・線形的な「デカルト思考」に異を投げかけた「目的

 思考」のススメといえるでしょう。変化の激しい現代においては物事全てを分析して

 いる時間もなければ、過去の延長に未来がある(線形)という単純さも求められない。


●そういった事実を考えれば、個人的には非常に納得のいく思考法だといえます。

 しかし、まさかそれがアイデア発想にここまで役立つとは思いも寄りませんでした。

 使い古された「デカルト思考」を抜け出し、21世紀の新しいパラダイムを

 身に付けたい方、革新的なアイデア発想術を身に付けたい方にお薦めです。


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        【本日の<ここ読め!>】 ~名文の掘り下げ~
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「創造とはパパとママから赤ちゃん(アイデア・商品)が登場すること」(p43)
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●この1文はまさに本書「パパ・ママ創造理論」の真髄に当たります。

 それでは「パパ」と「ママ」は何でしょうか?優れた商品や画期的なアイデアを

 生み出すにあたり、まず大切なのはその創造の「目的=軸」をはっきりさせること

 だといいます。この「目的」が「パパ・ママ創造理論」でいう「パパ」になります。


●ここで「ママ」は何かという議論はさておき、本書に登場する1つの発想例を見て

 みましょう。大衆娯楽の王様=パチンコの発明物語です。パチンコの元となった

 アイデアはアメリカで当時流行していたピンボールを縦に立てるというものでした。

 しかし実際に立ててみると玉は上から真下に落ちるだけで全然面白くない…。


●商品開発に当たりここでの「目的=パパ」は、「玉をバラバラに落とすこと」でした。

 開発者の正村竹一さんはこの「パパ」を常に意識して「ママ」探しを始めました。

 すなわち「異業種で参考になるモノ」です。正村さんは田んぼを歩いている最中、

 竹筒から流れてくる水をバラバラに落としている水車を見てピンときたといいます。


●この瞬間「玉をバラバラに位置づける」という「目的=パパ」と、「水車=ママ」が

 異種結婚をし、「パチンコ」という赤ちゃんが誕生しました。現在パチンコ台の中に

 セットされ、僕たちをハラハラさせてくれている風車はこうして生まれたのですね。


●ここで大切なことは2つ。1つは発明にあたり「玉をバラバラに位置づける」という

 「目的=パパ」がハッキリとしていたこと。もう1つは常にそれを意識して異業種に

 「ママ」(ここでは風車)を見つけたということ。単に「いいアイデアないかなぁ」

 ではなく、明確な目的意識のもとで「運命の人」を探す旅に出たいものです。




□■エッセンス■□

・「創造とはパパとママから赤ちゃん(アイデア・商品)が登場すること」(p43)

▼あなたが創造したいものの「パパ」を決めて「ママ」探しをしよう。


□■今日の紹介書籍■□

『「パパ・ママ」創造理論』 日比野省三

『「パパ・ママ」創造理論』

オススメ度★★★★☆

→・経営者、研究者、発明家
  ・大ヒット商品を作りたい方
  ・21世紀型思考法を身に付けたい方





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最終更新日  2005年02月01日 15時29分42秒
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