カテゴリ:おすすめの本
今読んでるこの本、なかなか面白いです。
今「人生100年時代」と、 やっと人が100歳まで生きるいい時代になったと言ってます。 私自身も、そう信じ込んでました。 ところがこの本の序章は、 「人生100年時代は 今に始まったことでない」 冷静に考えると当たり前。 平均寿命が40歳と聞くと、みんな40歳で亡くなると思いがち。 乳幼児の死亡率が高ければ、平均寿命は下がります。 大正時代末期は、 1000人の新生児のうち150人が乳児の時期に死亡。 そのため大正時代の平均寿命は40才強。 奈良時代すでに100才以上、 90才以上、80歳以上の高齢者がいたと、 「続日本紀」に記されてるそうです。 今「少子高齢化」と、 高齢者が多いのが悪いことのように言ってます。 しかも「一人暮らしの孤独な老人」と、 老人がとてもみじめな存在のように決めつけてます。 しかしそうでしょうか? そう思い込ませて、 元気のない老人を増やしていないだろうか? 私はずっとそう思ってました。 この本の中で、貝原益軒先生の言葉を紹介されてました。 元気の「気」は、自然の中にある。 体の健康は精神的な元気が先にあり、 それが健康の証になると言ってると。 老人に対する見方考え方が変わると、 高齢者に対する対策や政策も変わると思います。 一般の人はもちろん、 政治家の人にはぜひ読んでもらいたい本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.21 22:22:54
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