カテゴリ:学び
実家にあった「2009年2~3月号暮らしの手帖38」
ロシアのマトリョーシカについて、書いてありました。 マトリョーシカンの表情は、ソ連時代のものと ペレストロイカ以降のものとで、微妙に違います。 ※上がソ連時代、下がペレストロイカ以降のもの。 マトリョーシカのルーツは、 19世紀末、日本の箱根から持ち込まれた 入れ子式こけしの七福神『福禄寿』 (ロシアでは転じて、FUKURUMA) 当時箱根の塔ノ沢には、ロシア正教の避暑館があり、 民芸品の産地セルギエフ・ポサードに持ち込まれたと言われてる。 地元の玩具博物館には、当時の七福神こけしと、 ロシアで最初に作られたとされる 第一号マトリョーシカが展示されてる。 日本の伝統こけしは、東北6県に11系統の産地。 必ず○○系統という、産地別の描彩と形が 代々その地方によって伝えられてる。 ロシアの伝統マトリョーシカも、6種類の産地 (セルギエフ、ポサード、セミョーノフ、ギーロフ、 ノーリンスク、ポポロフ、メイデン、キーロフ) 他にアーティスト系、スーベニール系の2種類、計8系統。 共和国系マトリョーシカ ・旧ソ連邦に属した、エスニック系のもの。 ・民族衣装の銅模様が、特徴。 (マリ・エル共和国、ベルラーシ共和国等) スーベニル系 ・お土産品として、観光地や空港などで販売。 ・歴代大統領、サッカー選手、映画俳優、 アニメキャラクターがモチーフ。 あの有名なロシアのマトリョーシカのルーツが、日本だった! ロシア正教は「性善説」ですし、 日本人と似た感性を持ってるのかもしれません。 また戦争中の遺族の遺骨を集めにロシアに行った方々が、 ロシアでとても親切にしていただいたとの話もあります。 ところがその真実を語る有名な保守言論人はいません。 そして「ロシアは戦後、卑怯なことをした。」 対立をあおることばかり、伝えてます。 しかしロシアはマトリョーシカのルーツである 箱根の人形を大切に展示してるのです。 歴史のある一面だけを見て、 感情的に相手をレッテル貼りするのでなく、 歴史を大切にするロシアから、 私たちは学ぶことがあるのでは? 私がこの本の記事を偶然目にしたのは、 この事実を伝えてほしいとの、メッセージだと感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.25 17:03:15
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