アレッサンドロ・マルチェッロ作曲のオーボエ協奏曲の第三楽章の聴き比べ。先ずは
セルゲイ・ナカリャコフトランペット独奏、
ヒュー・ウルフ指揮、セントポール室内管弦楽団の演奏。ナカリャコフの演奏はノーミスで完璧ですねぇ。でもなんか面白くない。なんだろうねぇこの物足りなさは。
続いて
ティーネ・ティング・ヘルセットのトランペット独奏、
アンドルー・マンゼの指揮でノルウェー放送管弦楽団の演奏。ほぼ完璧な演奏だと思うけど、低音部の速いパッサージとかが危なっかしいんだけど、そこがスリリングで面白い。早いテンポでマンゼの指揮も冴え渡ってる感じ。
最後に
アリソン・バルサムの演奏。指揮とオーケストラは不明ッスねぇ。3つの演奏中一番テンポが遅い。それと彼女だけロータリーバルブ・ピッコロ・トランペットを使ってるんですけど、どうもそのせいなのかタンギングとか速いパッサージとかなんか聴いてらんないほど辛い。オケとトランペットの独奏も噛み合ってないのかなぁ。ちょっと残念ッス。それにしてもこの動画で初めてロータリーバルブ・ピッコロ・トランペットなる楽器の音を聴きました。
やっぱりヘルセットの演奏が自分は好きかなぁ。でも彼女の演奏でこの曲の挿入されたアルバムって日本で売ってないんだよねぇ。
あとからモーリス・アンドレの演奏も見つかりました。やっぱヘルセットに軍配あげたいねぇ。