今回紹介する動画は2時間10分以上あって全部を紹介しきれないので、とりあえず今日は38分40秒まで。
まあクラシックに興味が無い方には多分聴かれずに素通りされるかとは思いますけど、NHKで放送された番組で「20世紀の名演奏」の第3夜「伝説の巨匠」と題して、1950~70年に来日した海外の巨匠たちの名演奏を特集した番組で、NHKのFMのクラシックの番組で解説されていた黒田恭一氏のナビゲートで進行している。
とにかく1曲目から作曲者であるストラヴィンスキー自身の指揮による「火の鳥」とかもかなり貴重な映像だし、ストコフスキーはまあ凄い、ラファエル・クーベリック指揮のバイエルン放送交響楽団の演奏によるワーグナー/ローエングリンも金管が素晴らしいドイツ的な演奏で貴重だし、アンドレ・クリュイタンスとパリ音楽院管弦楽団やベルナルト・ハイティンクとアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏もいいんですけど、ヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリン・フィルの演奏でベートヴェンの交響曲第5番、第4楽章アレグロ(27分48秒~)には、感動しすぎてつい落涙してしまいましたぁ。ベルリン・フィルの音楽監督に就任して2年目の来日での演奏なんだが、若きカラヤンの神がかったような指揮を目の当たりにして、やっぱりカラヤンはとてつもなく凄い指揮者だと思いましたよ。ベルリン・フィルの57年に来日したかつてのメンバーだった方々が当時の演奏を振り返って「カラヤンほどの指揮者は他に考えられない」「輝くような瞳で見られると、乗らない訳にはいかなかった」と言っているのが印象的だったッスね。
とりあえず今回視聴したところまでをリスト化しました。
■舞踊組曲「火の鳥」からカッチェイ王の魔の踊り■イーゴリー・ストラヴィンスキー■NHK交響楽団■1959年5月1日■大阪国際フェスティバル■(3分45秒~)
■チャイコフスキー/交響曲第四番第四楽章から■レオポルド・ストコフスキー■日本フィルハーモニー交響楽団■1965年7月8日■東京文化会館■(7分51秒~)
■ワーグナー/ローエングリン 第3幕への序奏■ラファエル・クーベリック■バイエルン放送交響楽団■1965年■(10分58秒~)
■ラヴェル/「ダフニスとクロエ」から「夜明け」■アンドレ・クリュイタンス■パリ音楽院管弦楽団■1964年5月7日■東京文化会館■(14分00秒~)
■メンデルスゾーン/交響曲第4番「イタリア』より第1楽章から■ベルナルト・ハイティンク■アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団■1962年■(17分13秒~)
■J.S.バッハ/管弦楽組曲第3番「アリア」■ヘルベルト・フォン・カラヤン■ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団■1957年■名古屋公演■(26分30秒~)
■ベートヴェン/交響曲第5番 第4楽章■ヘルベルト・フォン・カラヤン■ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団■1957年11月3日 旧NHKホール■(27分48秒~)