キース・ジャレットのハープシコード演奏によるJ.S.Bachのゴルトベルク変奏曲。キース・ジャレットと言えば、主にジャズピアニストというのが衆目の一致する所なんだが、音楽のジャンルを超えてクラシックの分野でも活躍しているアーティストではある。
しかしバッハのゴルトベルク変奏曲をハープシコード演奏で録音を残しているとは思わなかったっすねぇ。調べてみると平均律クラヴィーア曲集も有るみたいッス。
ちなみにWikipediaには「1989年のクラシック作品『ゴルトベルク変奏曲』は八ヶ岳高原音楽堂にて演奏・レコーディングされているが、この際使われたハープシコードは日本のハープシコード製作家高橋辰郎の手によるもので、ジャレット自身が江戸川区の工房を探し当てて発注したというエピソードもある。」とある。
上の動画は、1972年のハンブルグでのコンサートの模様なんだが、同じアーティストが演奏しているとは思えないよねぇ。キース・ジャレット(piano, soprano sax, flute)、チャーリー・ヘイデン(bass)、ポール・モチアン(drums)という古い盟友とのトリオの演奏。スタンダード・トリオ(ゲイリー・ピーコック(bass)、ジャック・デジョネット(drums))の動画は、掃いて捨てるほどいろいろあるんだが、こちらのトリオの演奏はけっこうレアです。さすがにみんな若い。