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カテゴリ:音楽
ラベルの左手のためのピアノ協奏曲で演奏は中国出身のユジャ・ワン(王羽佳)。オイラはサンソン・フランソワの演奏とかで聴いたことはあるんスけど、動画でこの曲の演奏を見るのは多分初めてっすねぇ。 口の悪い人に言わせると「キャバクラのピアノ弾き」と揶揄されるような露出度の高い衣装を着てるんで、そっちの方に目が行き勝ちの方もおられるかもしれませんが、どうしてどうして凄いテクニックなんだわぁ、このお嬢さんは。勘違いされるからもう少し衣装は考えたほうが宜しいかと。 この曲は、第一次世界大戦で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィットゲンシュタインの依頼を受けてラベルが作曲したピアノ協奏曲。ただヴィットゲンシュタイン本人のピアノで初演されたんだが、曲が難しくて弾ききれずに、勝手に手を加えて演奏しちゃった上に、ラベルに「あまりに難技巧にこだわり過ぎて音楽性がねぇんだよ」と文句をつけたんでラベルとヴィットゲンシュタインの仲は険悪になったという曰く付きの曲っすね。 確か右手首痛めてたミシェル・ベロフもマルタ・アルゲリッチのご推薦を受けてアバド指揮のロンドン交響楽団でこの曲を録音したんじゃないかと。 動画で見てても「こりゃ難しいわぁ」って感じなんスけど、ユジャ・ワンはけっこう弾きこなしてますねぇ。最後の頃はだんだん迫力がなくなってフィニッシュが何か変?な感じがしたんスけど、まぁいいんじゃないでしょうか。 閑話休題。この動画で電子楽譜っていうんですか?それが、初めて使われてるの見ましたよ。大き目のタブレットって感じっすねぇ。舞台下でやるオペラの演奏とかにもいいんじゃないでしょうかねぇ。
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最終更新日
2017年01月11日 21時34分12秒
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