昨日のブログで書いたアレクサンドル・アルチュニアンの同郷のアラム・ハチャトゥリアンについて調べてたら、実はこの人の甥っ子(実兄の息子)にカレン・ハチャトゥリアンという人が居て、この人がショスタコーヴィチの教え子だったんスねぇ。で、ショスタコーヴィチの教え子たちのことを調べてたら、あんまりぱっと有名になった人は居なかったんスけど、面白い人見つけました。それがこの人
ガリーナ・ウストヴォリスカヤ。彼女がレニングラード音楽院の生徒だったとき、彼女の才能に惚れたショスタコーヴィチにプロポースされたことがあるんスけど、それを「これ以上あなたの影響を受けたくない」と断ってしまったですねぇ。まぁかなり変わり者として通っていた彼女なんスが、音楽の方もかなり突飛なんでソビエト時代は完全に無視されたんスねぇ。例えば彼女の交響曲4番は、メゾ・ソプラノ、トランペット、ピアノ、タムタムで演奏される約7~8分の楽曲なんスよ。コレって交響曲って呼んでいいんスかねぇ。
だけどウストヴォリスカヤは、ショスタコーヴィチの教え子の中では、録音の数が増えている作曲家らしいっすよ。ある人のブログによると「現在6曲あるピアノ・ソナタは何人ものピアニストによって録音が行われていて、現代ピアノ曲の新方向を示す重要なものとなっています。また1949年作曲のクラリネット三重奏曲はショスタコーヴィチのいくつかの作品で主題が引用されていて、聴いてみれば「あれか」という人もいるかと思います。」と云うことだそうっす。恐るべしウストヴォリスカヤ。