11月の初めにオイラの実家に行った折に、実兄が貧乏な我が家の食料事情を慮ってレジ袋一杯にサツマイモだのジャガイモだのを入れて渡してくれた中に入っていた里芋。
実はウチのヨメは里芋は苦手でこの食材を使った料理も作らない。仕方がないんでオイラが此間、里芋の煮っころがしを作って晩酌の肴にしたのが上の写真。まあオイラも久々に里芋の皮を包丁で剥いたんだが、里芋って皮を剥くとヌメヌメ滑って剥き辛くなるんスよね。加えてオイラの左手は中指、薬指、小指が麻痺してるから大変なんスよ。ちなみに醤油と味醂と砂糖と顆粒だしの素で煮付けました。
我ながらうまく出来たと思ってヨメに「試しに食べてみぃ?」と云ったら素直に食べてくれたのはイイんだが「まあまあなんじゃない?」と素っ気ない。
残りの里芋はどうしようと悩んだ末、朝食の味噌汁にしてにんじん、長葱と一緒に入れてみたら、里芋が口に入れると舌の上で蕩けるような柔らかさになったのがヨメに好評だったらしく、「旨い」と云ってもらえました。
ヨメは胃ガンで病院に入院してた折に、手術で胃を全摘出したんで病院食の食事量が他の入院患者よりもかなり少なくて、いつも空腹だったんだが、苦手なジャガイモも食べないと腹が減るので克服して食べられるようになったというか、好きになったんスよね。そんな環境でも里芋が苦手なのは克服できなかったんスよ。