テーマ:エッチで恥ずかしい話好き!(0)
カテゴリ:中年男のためいき・・・
そんな仕事の合間に、エリカに運転を頼んで冷たい雨の中をK美の墓参りに行ってきた。 K美から引き継いだ博多の仕事が、先月完成した報告をしたかったんだ。 「大変だったんだぞ!」と愚痴も取り混ぜ。(笑) K美の墓参りっていきなりブログに書いても、俺のブログって何度も消えてるから、初めての人はサッパリ解らないだろうな。(笑) だからって訳じゃないけど... ここでK美のこと、おさらいの意味も込めてちょっと記憶を遡っておこう。 供養にもなるしね♪ K美ってのは、砂天狗の連れ合いでもないし、恋人でもない。 勿論、カラダの関係は一切ない。(笑) いってみれば、年の離れた妹もしくは娘みたいに可愛がってて仕事のデキる砂天狗の右腕だった。 ただ... K美が失恋したり、恋愛の相談って時にはアニキとしては放ってもおけず、夜通し飲み明かしたり、深夜にドライブしたり、一緒にスパに出かけたりして、気が済むまでトコトン話を聞いてやった。 そんな、俺の緊急出動回数は都心の救急隊並みだったな。(笑) K美は生い立ちからか、気は強いけど寂しがり屋で恋多きオンナだったんだ。 泥酔してゲロ吐いたり、39度以上の熱出して倒れたときなんかは付き添って帰って、着替えさせたりしてたから裸だって見たことはある。 そんな事も何度もあったよ。 但し、逆の事態はなかった。 いや、たぶんなかったと思う。 忘れてるだけかも知れん。 まぁなかったとしておこう!(汗) 今こうして振り返っても、まるで血縁みたいで実の兄妹以上だった。(笑) 私生活はイケイケ(死語?)のオンナだったけど、仕事は俺にピッタリくっついて、いつの間にかオトコ勝りのスゴ腕になってた。 三年前の冬... 俺が入院で留守の間も俺の部下の面倒をよくみくれてたんだけど、俺の退院を目前に事故で逝っちまった。 スタッフらは、俺が落胆して容態が悪くなると思って、復帰するまで口裏合わせて隠してたよ。 正直、落胆した。 家族を失くした気分だった。 でも、そんな俺を支えてくれたのも、うちの新しいスタッフたちだった... K美と熾烈に争った課長や係長、そしてK美を慕いK美の仕事のDNAを引き継いだオンナたち。 エリカやY香やR子らだ。(笑) K美は、父親の顔を知らず、随分前に母親も亡くしてたから身寄りがなかった。 K美が時折こっそり送金してた叔父さんってのもいたけど、荒れた暮らし振りの様子が見てとれ、K美の遺骨引き取るのも迷惑そうな顔したから、部下で寺の次男坊の課長に相談して、結局遺骨と位牌は叔父さんに引き渡さずに、俺が引き取った。 結局、K美の墓は、俺が声をかけて、K美を慕うスタッフたちが少しずつ資金を出し合って、あとの足らずは俺が貯金をはたいて建てたんだ。 さて、話を墓参りに戻そう... エリカと二人で墓参した。 小さな墓。 それでも、雨に濡れた黒御影石は艶に深みが出て美しい。 生前、雨女で、美脚で、自称感度抜群で濡れやすいと自慢していたK美。 そんな彼女のイタズラか?(笑) ちょうど墓参りをはじめた頃には雨も止み、温かかったし、帰りなんか虹も見られた。 脚の怪我で杖をついてる俺に、K美はあの世へ行っても気が利くオンナだ。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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