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ないものねだり

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2011.01.14
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テーマ:ココロ(1186)
カテゴリ:独りの時間

~Fly me to the moon~


Poets often use many words
簡単なことを伝えるにも

to say a simple thing
詩人はいつもしゃべり過ぎ

it takes thought and time rhyme
詩をひとつ創るにも

To make a poem sing
凝りすぎ考えすぎで時間ばかりとってる

With music and words I’ve been playing
ねぇ、この詞と曲を聴いてみてよ

For you I have written a song
あなたのために創ったのよ

To be sure that you’ll know what I’m saying
私の言いたいことが、あなたに分かってもらえるように・・・

I’ll translate as I go along
歌いながら説明してあげる



Fly me to the moon
月まで私を連れてって

And let me play among the sters
星の間で遊んでみたい

Let me see what spring is like
木星や火星の

On Jupiter and Mars
春を見てみたい

in other words
だからね

Hold my hand
手をつないで欲しいのよ

in other words
つまりね

Derling kiss me
キスしてってこと



Fill my heart with song
私の心を歌で満たして

And let me sing forever more
いつまでも歌っていたいから

You are all I long for
欲しいのはあなただけ

All I worship and adore
素敵なあなたが一番大事

in other words
だからね

Please be true
誠実でいてね

in other words
つまりね

I love you
あなたが好きよ



Fill my heart with song
私の心を歌で満たして

And let me sing forever more
いつまでも歌っていたいから

You are all I long for
欲しいのはあなただけ

All I worship and adore
素敵なあなたが一番大事

in other words
だからね

Please be true
誠実でいてね

in other words
つまりね

I love you
あなたが好きよ




ねぇ、君はまだ覚えてる?Fly me to the moonっていう曲。


君は、笑顔を俺に残してそのまま二度と還らなかった。もう26年も経ったんだね。あの日、123便に起きた出来事は、世の中からすっかり忘れ去られようとしているけど、俺の心の時計は1985年8月12日で止まったままなんだ。


羽田で、搭乗前の君をハグしたとき、君のうなじに香った甘いプアゾンの香りとともに、君はいつまでも俺の記憶の中で生きてるんだよ。


君に、報告したい事は沢山ある。あれから俺は沢山のCMを手掛け、いっぱいコピーを考え、いっぱい絵コンテを描き、色んなクライアントの仕事をプロデュースした。それに、今じゃゼネラルプロデューサーとして、俺にだって大勢の部下がいるんだよ。独りで頑張って来た俺を褒めて欲しいな。


それから、君にサプライズで贈ろうとしてた指輪は、君の故郷の海に沈めたよ。


そぉそぉ、エリカっていう、ちょうど君と同い年になった部下がいてね。本当に生意気でおせっかいな子でね。何を思ったのか、去年の夏、君と同じ香水を身につけてさ... 伊丹へ連れて行かれたよ... 


正直、ちょっと照れた。それに、君を思い出してちょっと嬉しかったよ。だってさ、君の代わりにって、あの子にハグされたんだよ。でも、君は嫉妬なんかしないでいいよ。エリカは俺の娘みたいなもんだから。(笑)


不思議なんだけどね、エリカはね、8月12日生まれなんだよ。だから俺は、うまくいえないけど君の生まれ変わり? いや少し違うな... あのエリカって子は、君と俺の娘として生まれて来た子だと、心のどこかでそんな風に思ってるんだ。おせっかいなところは、本当に君にソックリだよ...


ほら、Fly me to the moon... 覚えてるかな? ライブハウスで一緒に聴いたよね。俺が一番好きだったJAZZのスタンダード。だけど今は、独りで聴いてると涙が出てくる。歳のせい?(笑)違うよ... 君が俺を独りにしたからだよ。


君は、一緒に月や星を眺めるのが好きだったよね... 今は独りで月を眺めてる。今でも星空の上で、君は俺を見守りながら待っててくれてるのかな。実はそろそろ引退しようと考えてるんだ。でも、もう少しだけ頑張るよ。あともう少しだけ君の魂に届くような、君が天国で自慢できるような、そんな俺らしい仕事をするよ。


仕事を辞めたら、もっと独りの時間が寂しくなるのかな... そう思いながら、今は一日一日を大切に仕事してるよ。


俺の仕事振り、空の上から見えるかな...



ANA「夢見るヒコーキ。ANA」ジャズクラブ篇CM サイト
http://media.ana.co.jp/cm/jazz_30.html









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Last updated  2011.01.15 03:56:45
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