テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:中年男のためいき・・・
昼休みにネットサーフィンしていると、『孤独』は肥満や喫煙より危険だとする記事が目に留まった。英国では、75歳以上の半数が独り暮らしらしい。日本だと人口の29%が60歳以上で、そのうち18%がすでに独居世帯だそうで今後は急激に増加する見込みらしい。 ある、独居老人を専門に介護する団体が調査した結果では、高齢者の実に10人に1人が孤独感に苦しんでるそうだ。近頃、人との関わりや繋がりが薄いために起きる孤独死が日本でも社会問題になった。さらに、ネットニュースで読んだ記事によると、自分で選択したかどうかは別にして、独りで居続けるとこんな問題に直面する可能性が高いという。(好んで孤独になる奴はいないと思うが...) 孤独は、日本で心配されてるような高齢者だけの単純な問題ではなく、既婚者にだって決して対岸の火事ってワケじゃない。夫婦だってセックスレスは認知症の発症率が高くなったり免疫力が低下したりして、疾病リスクが増する。 それに、孤独は若者にも深刻な精神的影響を与えている問題だという。引きこもり、うつ病、統合失調症、果ては自殺と、孤独は肥満や喫煙以上にリスクを伴う死の原因にもなるらしい。 孤独は、単に寂しいという感情面だけでなくて、運動不足や貧しい食生活など健康を損なう可能性がるらしい。例えば、認知症やアルツハイマーだって、コミュニケーション不足で進行が早まってしまうらしく、老後はとくに人との繋がりは不可欠なのではないかと警鐘を鳴らしている。 今のところ、やや日本と英国が先行するものの、少子高齢化とそれに付随する複雑な問題は先進国共通の悩みでもある。これまで、一人っ子政策を続けてきた中国にとっては、2050年頃には死活問題に発展すると心配されてもいる。WHO(世界保健機関)でも「孤独は喫煙や肥満以上の健康リスクをともなう」と発表したそうだ。 一昨年から、ガッツリ介護が必要な父と、ボチボチ介護が必要になってきた母と、介護が必要になりそうな老犬と暮らす砂天狗も、察するところまさに孤独死予備軍だな。 これは今、砂天狗自身がリアルに自覚してることだけど、砂天狗ぐらいの年齢になると、仕事以外で人と話すような機会は極端に少なくなる。それに、独りで過ごす術が染みついてしまってるから、JAZZのCD買い込んだり、小説読んだりと、とにかく部屋でヤれる趣味を探してしまう。(苦) 少し前まで、もっと積極的に人と会ったりしゃべったりしてて意欲満々だったけど、最近、人付き合いが下手になってきたと自分でも気づく。世代というのもあるんじゃないかな。職場でだって、基本的に管理職世代なのだから、若い連中とそれほど親しく濃密にコミュニケーションできる訳じゃないし、だいいち、逆に煙たがられるよね。 さらに、サラリーマンでもある程度になれば、砂天狗みたいに専用の執務室だってあったりする人もいるだろうし、下手すりゃ会社で孤独死しちまうな。(爆) 今、テレビのCMでよく見かける「モバゲー」だって、ターゲットにしてる顧客は中年の独身サラリーマンやベテランOLだったりする。別居、単身赴任、離婚、死別、転勤、転職、求職、退職、病気、不慮の事故と、ちょうど砂天狗みたいな40代~50代の男女には、出会いはないけど孤独になる機会だけは一杯ある。(笑) 最近、ブログも途絶え気味だったけど、気をつけなきゃこのままだとヤバいね。コミュニケーションや癒しって、やっぱタマには必要なんだな。(汗) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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