テーマ:ココロ(1186)
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今思えば、阪神淡路大震災では直接的にも関節的にも、きっと色んな人のお世話になってたんだと思う。 復興と一口に言っても、これからが本当に長い道程だと思う。 自分を振り返っても、"人並み"の暮らしができるまでには十年以上もかかった。 いや、この歳になっても独り身なんだから、人並みとは言えない。 当時、あの日の出来事を不条理だと呪ったし、世の中の何もかもが不公平にできていると毒づいた。 ついつい他人と自分を比べて、悔しかったり、恥ずかしかったり、羨んだり、妬んだりと、そんな毎日の連続だった。 そんな風にして、砂は少しずつ失った人生を取り戻してきた。 今、東北地方太平洋沖地震の被災地の方々に、砂ができることって、余りにも僅かでちっぽけな事しかないけど、たとえ僅かでも、誰かに恩返しできることが有難く、今は心から感謝している。 突然、大切な家族、住まい、友だち、職場と、人生の一部を残酷に奪われてしまった方々に対して、砂は、まだかける言葉が見つからない。 ましてや、命を保つことに必死で闘っている人に頑張れなんて... とても言えない。 だけど、美しい三陸の港町を、実り豊かな田園風景を、もう一度甦らせたいと心から願っている気持ちだけは伝えたい。 砂は、あの激しい揺れと津波の中を生き抜き、立ち上がろうとしている被災地の人たちを、心から誇りに思うと。 感謝合掌。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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