テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:中年男のためいき・・・
梅雨の切れ間の心地よい日差しを受けて、堤防の斜面や草原に顔を覗かせて、紫色が一際鮮やかな花を見ることができる。 シソ科の夏枯草の花だ。 夏に枯れる草と書いて、『かこそう』と読む。 夏枯草は、靫草(ウツボグサ)の別名でも知られ、6月~7月にかけて唇の形をした紫の花をつけ、真夏に花穂が枯れ色に変わって結実する。 花のあとの穂は、トリテルペンのウルソール酸、その配糖体プルネリン、塩化カリウム、タンニンなどを多く含んでて、腎臓炎、膀胱炎など、消炎性の利尿薬として用られたりする。 花の咲き終えた穂は、生薬として褐色になりはじめる8月初旬に採取し、干して乾燥させて煎じ薬にするんだ。(美味しくはないけどね...) 夏枯草が、群れて咲く姿は美しい。 日当たりがよく、やや湿り気のある野原や路傍、畦や丘陵地などに見られる多年草で、ちょうど今の季節に、ほぼ全国で見かけることができる。 無論、働いて利益を得ることは大事。 だけど、現代人はどこか切羽詰ってて、大切なことを色々と見落としてるんじゃないだろうか... 欲望や見栄が先行して、豊かな暮らしと引き換えに大事なものを犠牲にしてるんじゃないのかな... 人間社会で生きるために金は必要だ。 だけど、人も自然の一部であることを忘れちゃいけない。 自然からは、人がもっと幸せに生きるための色んなヒントを貰えてるんだと思う。 ただ、自然からの静かなメッセージに耳を傾けられるように、心のゆとりを失っちゃだめだよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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